×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

 

テニスのお寺  電脳網庭球寺

 

山門

講堂

夢殿

僧房

経蔵

宝蔵

回廊

 

夢殿

 

 

 

第060房 2006年テニス界10大ニュース (2007/01/28)

テニスのお寺 電脳網庭球寺 僧房編
「2006年 テニス界10大ニュース」

各リンク先で記事をご覧ください。


その01  男女No1(フェデラーとエナン)が全グランドスラム決勝進出かつ最終戦優勝
その02  ナダル、決勝対フェデラー戦4連勝、クレー常勝無敗、ウィンブルドン決勝進出
その03  モーレスモ全豪・全英二冠
その04  アガシの引退
その05  シャラポワ 全米オープン優勝
その06  バクダティスの台頭
その07  ヒンギス現役復帰
その08  ロディックにコナーズ、マレーにギルバートがコーチに就任
その09  ATP・WTAルール改正
その10  ダベンポート現役引退

その10のダベンポート引退は年末に突然入ったニュースでした。当初の予定ではその10は「ブレークとダビデンコの充実」にする予定でした。No3のダビデンコとNo4のブレークは今季5勝を挙げましたが、これはNo2のナダルと同じタイトル数なのです。二人とも自分のキャリアで最高のポイントとランキングをマークし、自国の選手の中で最高位となりました。二人とも爆発的な勢いのようなものがありませんが、このように着実に実力とそれに伴う結果を上げてくる選手がいることも大事なことだと思います。

確か清水寺でしたか、今年一年を象徴する漢字を記す年末恒例の行事がありますよね。今年の漢字は「命」でした。日本の一年間の世相を一文字に反映するものですが、同じようにツアーを見てみるとどうでしょう。如空なりに考えると、今年一年のツアーを象徴する言葉があります。このブログの今年一年間のツアー観戦記で何度も使っている漢字二文字、「自信」です。

全豪での大苦戦で失いかけ、クレーシーズンでの対ナダル戦連敗により一度は失い、そして後半戦の完璧なまでの圧勝で取り戻したフェデラーの「自信」。対フェデラー戦の連勝劇は決して楽な試合ではなく、途中何度も崩れそうになったが、最後まで勝利をあきらめなかった、だが後半戦に入って徐々に薄れて行ったナダルの「自信」。元No1にしてグランドスラムタイトルホルダーでありながら、たった一人の選手に勝てないがために失っていき、スランプに陥り、そして何が変わったわけでもない、心の持ちようが変わっただけで、元に位置へのかなり近い位置まで戻ってきた、だが人生を変えるほどに意味のあったマッチポイントではその手につかむことのできなかったロディックの「自信」。全豪ファイナルリストとなったことで手に入れたバクダティスの「自信」。続けていくことが困難になった、だからもうコートに立たない、もう取り戻すことはかなわないと悟ったアガシの「自信」。フェデラー以外の選手には負けない、それだけ強くなったのだ、今までの時間は無駄でなかったと思わしてくれるブレークとダビデンコの「自信」。
批判にさらされようが、情けない負け方をしようが、ライバルの台頭に一時は膝を屈することあろうが、ひたすらに突き進み、そしてやり遂げる勇気を与えるエナンの「自信」、打倒エナンを決勝で果たしてグランドスラムタイトルを手中にし、自分はNo1を狙える位置にあることを自覚させてくれたモーレスモとシャラポワの「自信」。一度は失い、もう二度と取り戻せないと思っていた、もう一度挑戦しても惨めな結果の末、さらに叩き潰されるかもしれない、それでも、挑んで、取り戻したヒンギスの「自信」

つくづくテニスとはメンタル勝負のスポーツだと感じた一年間でした。苦しい戦いの中で、何度も失いかけ、時には失い、しかし、取り戻すことで勝利を掴み取る。うぬぼれとは「自分の中にない力をあると思い込む」事であるといわれます。ならば自信とは「自分自身の中にある力を信じること」であるといわれます。「ツアーを回るほど選手たちの技術と体力は、ほとんど人間の限界値まで極められており、その超人たちの力は実はほとんど差はない。そこから先の差は、その限界まで高められた超人たちの力を、如何に試合中に発揮できるかにかかっており、それを左右するのは心のコントロール、つまりメンタルの安定と強さによる。トップ選手の差はメンタルの差である。」という人もいます。超人たちの持っている力はほぼ互角、自分の力をより強く、大きく、長く、早く発揮した方が勝つ、そのために必要なものが心の安定と強さ、つまり「自分を信じることである」ということだと。

人間の持つ力を極限まで高められたコートの中の超人達。しかし、超人達をもってしても心の中の弱さを克服できているわけでなく、それが何度も試合中に頭をもたげてくる。その不安を振り払い、超人としての力を発揮しきれるかに勝負の行方はかかっている。自分を信じることができたものだけが勝利を手にする。そんな厳しいコートの中の戦いに私はいつも引き込まれるのです。すばらしい熱戦を届けてくれたツアーの選手達に感謝。来年も超人達の持つ「自信」の行方に注目していきたいと思います。

ちなみに過去二年間の10大ニュースに興味のある方はこちからかご覧ください
2005年 テニス界10大ニュース
2004年 テニス界10大ニュース


戻る