O017「落合博満の超野球学1 バッティングの理屈」 落合博満著 ベースボールマガジン社
かつてのプロ野球三冠王落合氏のバッティングスイング理論。
落合氏は如空と同じスイング理論オタクだったんだとうならされる良書。理論自体はそれほど論理的でなく、理論というより経験上のコツの積み重ねのような内容だが、それなりに説得力がある。センター返しを基本とし、常にインハイを打てる状況でボールを待ち、いかに肘を体の近くから抜くか、「の」の字ステップ等、テニスにも応用できそうなコツが満載。
落合氏が他のバッターのスイングを見て研究していたエピソードなども見習いたい。(2004/06/11)
お薦め度 ☆☆☆
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O017「落合博満の超野球学2 続バッティングの理屈」 落合博満著 ベースボールマガジン社
かつてのプロ野球三冠王落合氏のバッティングスイング理論第二段。
前作同様バッティングにおけるコツが述べられているが、前作でややコツを出し尽くしたのか、今回はやや内容が薄い。それでも世間で「常識」といわれるコツを論破する内容は面白い。(2004/06/11)
お薦め度 ☆☆
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O018 「江夏豊の超野球学 エースになるための条件」 江夏豊著 ベースボールマガジン社
元プロ野球の名投手江夏氏のピッチング論。
内容は半分江夏氏の自伝になっている。また投手論も投球法より配球とキャリアの積み方に重きを置く内容なので、読んでいて面白いが、テニスに応用できるような内容はあまりなかった。
(2004/06/11)
お薦め度 ☆☆
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O019 「からだで分かっちゃう草野球」 イトヒロ著
学研
野球どころか運動部の経験もない漫画家「イトヒロ」氏の草野球論。
正規の指導を受けたことのない「大人になってから」野球を始めた著者が試行錯誤の中で自分なりの野球論を考え、実践し、「今まで出来なかったことが出来るようになっていく」様が語られる。
コーチでなければ技術を語る資格がないとお考えの人にはぜひ読んでいただきたい。これこそが草スポーツの正しい楽しみ方だ。
現実を見据え、徹底した現実主義の元で少しでも現実を理想に近づけようとさまざまなコツを研究し見つけていく。そして実際に試合で結果を出す。これこそが草スポーツの楽しさだ。
考えてみれば草野球愛好家はほとんど練習をしない。それよりも人数を集めて試合ばかりしている。試合そのもが楽しみであり、また練習でもあるのだ。それに比べ草テニス愛好家は練習ばかりして中々試合をしよう、試合を楽しもうというところがない。そのことがプレイの上達を妨げているし、試合をストレスの原因にしている。
自分なりにコツを研究し、考え、試合で実践し、結果を出そう。それが草スポーツの楽しみ方だ。「如空」のテニスへの取り組み方、HP「テニスのお寺電脳網庭球寺」のあり方に通じる姿勢がこの本の中にある。
大人になってからスポーツを始めた人は必読。共感できるないようだ。(2004/06/11)
お薦め度 ☆☆☆☆☆
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