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第093房 2009年 MSモントリオール・シンシナティ大会 TV観戦記 (2009/08/30)

 

2009年08月11日 真夏の祭典2009カナダとシンシナティ その一

夏だ!北米大陸だ!ハードコートだ!真夏の北米ハードコートシーズンが佳境に入る。
USオープンシリーズの天王山、カナダ東部のケベック州モントリオールで2009年ATPマスターズ1000シリーズ第六戦モントリオール大会ロジャーズカップが開催される。第一シードはフェデラー、以下ナダル、マレー、ジョコビッチ、ロディック、デルポトロ、ツォンガ、ダビデンコ、シモン、ベルダスコ、ゴンザレス、ソダーリング、モンフィス、チリッチ、ロブレド、ステパネックと続く、エントリーランキングトップ8がそのままトップ8シードに陣取る豪華メンバーである。(ソダーリングは棄権になった模様)。さて、再びNo1となったフェデラー、生涯グランドスラムを成し遂げたフェデラー、GSタイトル最多数を挙げたフェデラー、双子の女の子の父親になったフェデラー、これ以上何を望むというのかフェデラー、そのフェデラーが真夏の北米ハードコートに降り立つ。N02となったナダルが復帰しての第一戦ともなるこのカナダモントリオール大会、再びフェデラーが皇帝となるのか、ナダルが覇王の座を再奪還する狼煙を上げるのか、マレー以下選手たち台頭のきっかけとなるか、2009年の後半戦の本格的開幕戦として、ここは大いに注目である。
WTAではアメリカ東部オハイオ州シンシナティでウェスタン&サウザンファイナンシャルグループ女子オープンが開催される。このWTAツアープレミアム200万ドルクラス、アウトドアハードコート大会の第一シードはサフィーナ、以下セリーナ・ウィリアムズ、ヴィーナス・ウィリアムズ、ディメンティエワ、ヤンコビッチ、クズネツォワ、ズボナレワ、ウォズニアッキ、アザレンカ、ペトロワ、イバノビッチ、バルトリ、ラドワンスカ、ペネッタ、チブルコバ、ラッザーノとシード勢が続く、こちらもエントリーランキングトップ8が揃う豪華メンバーである。そして注目は第12シードバルトリの初戦の相手である。ワイルドカードをもらっていきなりの本戦出場を果たすベルギー選手、その名はキム・クライシュテルス、元No1にして2005年全米覇者である。大きな大会にだけ出てきてビックタイトルのみのものにするウィリアムズ姉妹、WTAを席巻するロシア帝国軍団、急速に台頭している北欧・中欧・東欧の若手達、その三つ巴の勢力地図に割って入るかベルギーの母キム・クライシュテルス、新たなる展開が始まるのか、現状が維持されるのか、その行方に注目である。
このATP・WTAの両大会はGAORAで中継される。真夏の祭典、二週連続男女交互開催のカナダ大会・シンシナティ大会をこの週末大いに楽しもう。

 

2009年08月13日 キム・クライシュテルスの帰還

クライシュテルス、本当に勝ってしまったよ・・・・・

2009WSFG女子オープン
1回戦
クライシュテルス 64 63 バルトリ
2回戦
クライシュテルス 62 75 シュニーダー

バルトリはただのシードNo12ではない。数週間前にスタンフォードの決勝でビーナスに勝って優勝しているし、このUSオープンシリーズは好調だった。事実上のトップランカーの一人だ。それをストレートで破るかね。しかも二回戦のシュニーダーも難敵だったと思うぞ。それをまたもストレートで突破。相変わらずの強さを見せ付けたのかね。2006年に復帰して、全豪でズボナレワを一回戦で破ったヒンギスを思い出すね。どれほどのテニスを展開しているのか、出来ればTV中継があるベスト4SFまでは勝ち残って欲しいものである。そのテニス、映像でぜひ見てみたい。


2009年08月15日モントリオールの八人

ATPツアーの大会でその時点でのエントリーランキングトップ8がトップ8シードとなり、その8人がベスト8に揃い踏みとなるのは1973年のランキングシステム導入以来始めてのことであるらしい。長いグランドスラムの歴史の中でも実現しなかったこの豪華なベスト8QFであったが、トップ4によるベスト4そろい踏みにはいたらなかった。

2009ATPテニスマスターズシリーズ第六戦カナダモントリオール大会QF
ツォンガ 76 16 76 フェデラー
デルポトロ 76 61 ナダル
マレー 62 64 ダビデンコ
ロディック 64 76 ジョコビッチ

フェデラーダウン、ナダルダウン、ジョコビッチダウン、去年の3強が揃ってQF敗退である。SFはツォンガ対マレー、デルポトロ対ロディックとなった。去年の3強がいなくても十分豪華に見えるのは如空だけか?これはとても楽しみな組合せだ。乱世に突入すれば次世代NO1候補となるものばかりが揃っている。期待に違わぬ熱戦を待ってみよう。
WTAのシンシナティ大会はクライシュテルスの快進撃をTVで見ることは出来なかった。サフィーナが止めた。さすが現女王である。ウィリアムズ姉妹も揃って途中敗退している。ベスト4SFはサフィーナ対ペネッタ、ディメンティワ対ヤンコビッチである。このベスト4も新鮮でありかつ実力者そろいでとても興味が引かれる。
今週末はとてもテニスのTV観戦がとても楽しみだ。真夏の祭典、カナダ・シンシナティの男女交互開催を大いに満喫しよう。

 

2009年08月16日 マレー、ツォンガを倒し、ナダルを静かに抜き去る。

2009ATPマスターズ1000シリーズ第六戦カナダモントリオール大会
準決勝第一試合
マレー 64 76 ツォンガ

お互いラブゲームでサービスゲームをキープして、試合は静かに始まった。第四ゲーム、ツォンガは不用意にミスを重ねてサービスゲームを落とした。ツォンガはギアを上げ、次のマレーのサービスゲームを破りにかかる。0-40とするが、そこからマレーが5ポイント連取でブレークピンチを切り抜けた。ここでこのセットは決まったとおもわれたが、マレーのサーブイングフォーザセットでツォンガがブレークポイントを握る。今日のツォンガはゆったりとしたラリーの中からするするっとネットに出てきてポイントを奪う。このブレークポイントも最後はネットに出てバックのドロップボレーを逆クロス側に決めて、ブレークに成功した。5-4としてここでツォンガがサービスキープに成功すれば五分となる第十ゲーム、今度はマレーが静かにギアを上げた。ストロークの圧力でツォンガにミスを強要する。ブレークポイントが来た。ツォンガが一度は逃れたが、二度目は逃げ切れなかった。セットポイントをフォアの逆クロスでウィナーを決めて終わり、マレーは吠えた。第一セットを6-4でマレーが先取する。
第二セット、緊迫したキープ合戦が繰り広げられる。マレーのストロークの圧力に対してゆったりとしたストロークとネットプレーで対抗するツォンガ、一進一退の攻防はキープ合戦の末、TBに突入する。TBはツォンガがミニブレークで先行するが、コートチェンジしたところでマレーに追いつかれる。ツォンガは強力なリターンで再びミニブレークを奪うが、マレーは次のポイントでサーブ&ボレーに出たツォンガをバックでミスさせ、再び追いつく。先にセットポイントを握ったのはツォンガ、しかしフォアの強打は大きくラインを割った。次にマッチポイントを握ったのはマレー、しかしツォンガの柔らかいネットプレーからのロブボレーに抜かれた。ツォンガにセットポイント、だがドロップショットがネットを越えない。再びマレーのマッチポイント、ツォンガのワイドへのサーブをバックでクロスにリターンを沈めた。ネットに出たツォンガはそれを持ち上げきれずにローボレーをネットさせた。TB10-9でマレー連取、ストレートセットで強敵ツォンガを破り、決勝進出を決めた。
攻守において柔軟なテニスを見せ、ストロークの強打と柔らかいネットプレーでマレーに挑んだツォンガは実にいいテニスをしていたと思う。マレーはツォンガにかなり追い詰められていた場面も多々あった。ブレークポイントはツォンガの方が多かったのだ。だがマレーはしのぎきった。あの堅実なテニス。しかも守り一辺倒でなく、攻めるべきところで果敢に攻めた結果の見事な勝利であった。
マレーはこの試合に勝利した瞬間、次週のエントリーランキングでナダルを抜いてNO2に上がることが決まった。静かなるマレーは強敵ツォンガを倒して、去年の覇王ナダルを抜き去った。決勝も勝利してNo2就任に花を添えることが出来るか。明日の決勝にも注目しよう。

 

2009年08月16日 地力を増すデルポトロ

2009ATPマスターズ1000シリーズ第六戦カナダモントリオール大会
準決勝第二試合
デルポトロ 46 62 75. ロディック

ビックサーブとビックフォアの持ち主同士、激しい乱打戦になると思いきや、バックハンドのクロスコートラリーを中心としたストロークの展開でお互い競り合う意外なゲーム展開で試合は始まった。第八ゲームでロディックにブレークポイントが来たが、ここはデルポトロがしのぎきった。今日のロディックは展開の流れからネットに出て行く一連のプレーがスムーズだ。ネットに出てからの横の動きもいい。またストローク戦でのスライスの使い方も効果的である。次のデルポトロのサービスゲームで再びロディックがブレークポイントを握る。安定したロディックのプレーの前にデルポトロはミスを重ね、ついにブレークを許してしまう。これがそのままセットポイントとなり、第一セットは6-4でロディックが先取した。
第二セット序盤、動きがおかしくなるロディック、突然疲れたのか足が止まる。動きが良くなるデルポトロ、右に左にゆったりしたフォームから大砲を放ち、ロディックを攻め立てる。あっという間にデルポトロが4ゲームを連取し、そのまま第二セットを6-2で取り返した。
第二セット終盤から調子を取り戻したロディックはファイナルセットもいいリズムでサービスゲームをキープしていく。デルポトロも角度のあるショットが冴えて隙を見せない。キープ合戦でセットは進む。5-4とした第十ゲーム、デルポトロのサービスゲームでロディックはデュースまで追い詰めていたがブレークにはいたらなかった。ピンチの裏にチャンスあり、5-5となった第十一ゲームで今度はデルポトロがブレークポイントを握る。ここでロディック痛恨のダブルフォールト!このブレークが決定打となった。次のサービスゲームをデルポトロは淡々とポイントを積み重ね、最後はワイドサーブへのロディックのリターンが大きくオーバーし、デルポトロの7-5でフルセットマッチは幕を閉じた。
ロディックは第一セットもファイナルセットもいいテニスをしていただけに、第二セット序盤と第三セット終盤の失速が悔やまれる。一方で安定した強みを見せたデルポトロの地力の強さの向上には目を見張るものがあった。
さてデルポトロが決勝でNO2となるマレーに挑戦する。まだデルポトロはマスターズ格の優勝がなかったと思うが、ここで優勝を決めて一気に壁をまた一つ突き破ることが出来るだろうか。決勝での更なる熱戦に期待しよう。

2009年08月17日 デルポトロの不足、マレーの準備

2009ATPマスターズ1000シリーズ第六戦カナダモントリオール大会決勝
マレー 67 76 61 デルポトロ

第一セットはブレークがなく、キープ合戦でTBに突入している。だが内容で押しているのはマレーの方で、ブレークポイントやデュースを握ってデルポトロを攻め立てていた。デルポトロは耐えた。耐えて、TBでワンチャンスをモノにしてTB7-4で第一セットを先取した。
第二セット第1ゲーム、デルポトロのサービスゲームでマレーはブレークポイントを握る。デュースにして何度か逃れるが、長いデュースの末、デルポトロのバックハンドクロスがラインを割り、マレーがブレークに成功した。ところがその直後の第二ゲームで今度はデルポトロがブレークポイントを握った。一度はデュースにして逃れたマレーだが、デルポトロのストロークのクロスには凄みがある。二度目は逃げられなかった。ブレークバックにデルポトロは成功した。その後、キープ合戦が続く。全体的にマレーが押しており、チャンスを何度か握るが、そのつどデルポトロのクロスが炸裂してタイに戻してしまう。再びセットは6-6でTBに突入した。デルポトロは疲労が蓄積しているのか、フットワークが少し雑になり、上体に力の入った結果のミスが連発してしまう。一方で堅実なテニスを進めるマレー、後半はポイントを連取し、一気に7-3でTBを制した。第二セットをマレーが取り返し、決勝戦はファイナルセットに突入する。
第二セットのTBでデルポトロは体力を使い切っていた。回復せぬままに突入したファイナルセットでデルポトロは完全にグロッキー、マレーが4ゲームを連取する。第五ゲームで一発攻勢を見せ、デルポトロは1ブレーク返したが、彼の反撃はここまで、そこから更に二ゲームを連取され、第三セットは6-1、第一・第二セットの熱戦とは対照的なあっさりとした終わり方だった。
デルポトロは競り合いが続くとグロッキーになる傾向が強いな。如空が観戦した大会だけでも3例はある。来季はもっと体を作ってコートに出てきて欲しい。何せまだ二十歳なのだから。そしてマレーはマスターズ格のタイトルコレクションをまた増やした。No2として、更に上を狙うためには、やはりグランドスラムタイトルが必要だろう。次のUSオープンを取る、その準備は出来ている。それを世間に知らしめた。そんな感じのする2009MSモントリオール大会決勝であった。

一方、真夏の祭典男女交互開催のカナダ大会・シンシナティ大会のWTAはシンシナティ大会。SFではサフィーナが好調のペネッタを2ゲームしか与えない圧勝で突破、決勝に進む。決勝で待っていたのはSFでディメンティエワをフルセットマッチの末に破ったヤンコビッチである。この新旧GS無冠の女王対決となった決勝戦を制したのはなんとヤンコビッチ、 64 62 の快勝であった。ヤンコビッチの優勝は久しぶりだ。これで復調してくれればよいが。しかしサフィーナよ・・・・No1の現女王よ・・・・ウィリアムズ姉妹が途中敗退してくれた大会で優勝できなかったのは痛いな。次の大会、そしてUSオープンでは活躍できるだろうか。ヤンコビッチも心配だったが、サフィーナは輪をかけて心配である。

 

2009年08月18日 真夏の祭典2009 第二弾開幕

真夏の祭典、カナダ・シンシナティの男女交互開催の今週は第二弾である。

ATPはマスターズ1000シリーズ第七戦シンシナティ大会WSFGウェスタン&サザン・ファイナンシャルグループマスターズが開催される。このアウトドアハードコート大会の第一シードはフェデラー、以下ナダル、マレー、ジョコビッチ、ロディック、デルポトロ、ツォンガ、ダビデンコ、シモン、ゴンザレス、ヴェルダスコ、ソダーリング、モンフィス、チリッチ、ロブレド、ステパネックと続く、先週に続きエリート8が揃う超豪華メンバーで行われる。さて第三シードは先取のカナダ・モントリオール大会で優勝し、今週No2となったマレーである。ここでも大本命だ。フェデラー、ナダル、ジョコビッチは今度こそベスト4に進出しなくては立場がない。だがツォンガやデルポトロ、そしてロディックなど、好調なトップランカーたちは今回も4強の揃い踏み阻止を狙ってくるに違いない、そしてそれを為しうるだけの力を今身につけている。今週末の結果がどうなるか、とても楽しみだ。
WTAではカナダのトロントでロジャーズカップが開催される。このWTAツアープレミアム200万ドルクラス、アウトドアハードコート大会の第一シードはサフィーナ、以下S・ウィリアムズ、V・ウィリアムズ、ディメンティエワ、ヤンコビッチ、クズネツォワ、スボナレワ、ウォズニアッキ、アザレンカ、ペトロワ、イバノビッチ、バルトリ、ラドワンスカ、モーレスモ、シブルコバとシード勢が続く。エントリーランキングトップ16が勢ぞろいしたこちらも超豪華メンバーである。先週は決勝で敗退したNo1サフィーナ、今度こそ優勝を取りたいところだが、その可能性は週を重ねるごとにむしろ落ち込んではいまいか。ここで復調の兆しを見せて欲しい。
今週末もGAORAがこの真夏の祭典を中継してくれる。ATPは生中継、WTAは録画中継だ。先週はこう勝負を観戦することができた。今週末も引き続き熱戦を期待しよう。

 

2009年08月22日 四強揃い踏み2009

ついに実現した。今季初、エントリーランキングトップ4による4強揃い踏みである。

2009MS第七戦シンシナティ大会QF
フェデラー 63 64 ヒューイット
ナダル 64 75 ベルディッチ
マレー 46 63 61 ベネトー
ジョコビッチ 64 75 シモン

マレーがちょっと疲れたかな。しかし、今季にはいっていから如空が一度は実現して欲しいと念じていた四強揃い踏みである。去年のUSオープンでもこの四人によるSFが実現した、あの時勝ったのはフェデラーとマレーだったが、今回はこの二人がSFで対戦し、もう一試合はナダル対ジョコビッチになる。これは熱戦を期待せずにはいられない。
一方、カナダのトロントで行われているWTAのロジャーズカップは波乱が続出、シードダウンも続出、ベスト4SFはS・ウィリアムズ対ディメンティワ、シャラポワ対クレイバノワである。波乱続出のわりにはベスト4の顔ぶれは順当な気がするな。それだけWTAは混戦状態ということだろうかこちらも熱戦を期待しよう。

 

2009年08月23日 四強揃い踏みの行方 2009MSシンシナティ大会SF

先週エントリーランキングでNO2になったばかりのマレー、この大会のドロー決定時点ではまだNo3であったので第三シードとなっている。結果、現エントリーランキングNo1とNo2の対決がSFで実現した。そして結果はこれだ。

2009MS第七戦シンシナティ大会SF第一試合
フェデラー 62 76 マレー

マレーどうした。ストレートで敗退、ブレークポイントを一度も握れなかった。持ち味のリターンにいつもの冴えがなかった。一方、エンジン全開ではないが、要所をシッカリと決めるフェデラーが2回ブレークに成功し、第一セットは6-2でフェデラーが先行した。第一セットでサーブの調子がよくなかったフェデラーは第二セットでサーブの確率を上げてギアを上げてきた。だがマレーもまた堅実さを取り戻し、キープ合戦の末にTBに突入する。TB、先行したのはマレー、ミニブレークで2ポイント差を付け、セットポイントを握り、このTBをほぼ手中にしていた。だがTBを取ったのはフェデラー、ピンチをしのぎ、追いつき、追い抜き、最後にマレーのダブルフォールトで10-8でTBを取り、セットを連取、決勝進出を決めた。
フェデラーは終始落ち着いていた。連敗中の相手であるマレー相手に苦しい場面が結構あったように思うのだが、フェデラーはそこで崩れなかった。マレーは崩れたわけではなかったが、やはり連戦からの疲れか、大事な場面での集中力にやや欠けていたかのように思う。技術や戦術・体力の差よりもメンタルの充実と安定度の面でフェデラーの方がやや優位であったことが試合の結果に反映してしまったように思う。
そしてNo4に落ちてしまったジョコビッチは久しぶりにその存在感を示した。

2009MS第七戦シンシナティ大会SF第二試合
ジョコビッチ 61 64 ナダル

サーブを高いレベルで安定させたジョコビッチはリターンゲームでも2ブレークを重ね、6-1でジョコビッチが先取する。第二セットでナダルには粘りが出始め、ジョコビッチがサーブがやや不安定になった。だがナダルは調子を上げきれず、ジョコビッチはぎりぎりのレベルで崩れるのを阻止した。そして第二セットは6-4でジョコビッチが取る。一年ぶりの対ナダル戦の勝利だった。
復帰したばかりのナダルがまだまだ調整不足だ。ジョコビッチはこの日一位試合を通じて調子がよかったわけでなく、付け入る隙は多々あったと思うのだが、ナダルはそこでギアを上げられなかった。ナダルはUSオープンまでに調子を上げてこられるか、とても不安である。
今季その実現が望まれながらもなかなか実現しなかったこのエントリーランキングトップ4によるベスト4揃い踏みであったが、準決勝は残念ながら凡戦で終わった。フェデラーもジョコビッチも連敗中の相手を倒しての決勝進出である、彼ら二人にとってはそれでも大きな勝利であろう。その二人が決勝でぶつかる。ハードでの今季の覇権をかけた大一番になるか、それともこれもまた凡戦となるか、いずれになるかその行方を見守ろう。

 

2009年08月24日 再び遠のく背中 2009MSシンシナティ大会決勝

2009MS第七戦シンシナティ大会決勝
フェデラー 61 75 ジョコビッチ

第一セット第二ゲーム、ジョコビッチのサービスゲームはいきなり長いデュースの連続になった。苦しい展開の末、ジョコビッチはキープ叶わず、フェデラーがブレークに成功した。更に第四ゲームもブレークされ、フェデラーリードの4-0となる。ジョコビッチは1ゲームキープしたが、フェデラーは後二つのサービスゲームをきっちりキープして第一セット6-1でフェデラー先取した。
第二セット第二ゲーム、フェデラーのサービスゲームでジョコビッチは反撃を開始、ブレークポイントを握る。これまたデュースが繰り返される。最後にネットに出たジョコビッチの頭を抜こうとしたフェデラーのバックハンドロブがラインを割って、ジョコビッチはブレークに成功する。だがジョコビッチはこのリードを守れない。ジョコのサーブの調子が不安定になったところでフェデラーが崩しにかかる。第五ゲームでフェデラーがブレークバックに成功する。5-4の第十ゲームでジョコビッチのブレークポイント兼セットポイントが来るが、フェデラーは逃れた。5-5となった第十一ゲームで今度はフェデラーにブレークポイントが来る。長いデュースが繰り返された後、フェデラーがブレークに成功した。サーブイングフォーザチャンピオンシップ、フェデラーは3ポイントを連取して一気にマッチポイントを握る。最後はジョコビッチのリターンがネットして、フェデラーが優勝を決めた。
ジョコビッチのテニスにかつての粘りがなくなっている、フェデラーのテニスにかつての攻守一体緩急自在の幅の広さとメンタルの安定が戻りつつある。この試合は内容で完全にフェデラーが上回っていた。ジョコビッチにとって一度は背中が見えたと思われたフェデラーの後姿がまた遠のいて見えたことだろう。そんな感じのする2009MSシンシナティ大会決勝戦であった。

 

2009年08月25日 真夏のロシア勢 2009

WTA真夏の祭典第二弾、カナダ・トロント大会ロジャーズカップはベスト4の内三人がロシア帝国女子であった。そしてSFではシャラポワはクレイバノワを突破、そしてディメンティエワはS・ウィリアムズを突破してオールロシアンファイナルを実現させた。今年のウィンブルドンSF対S・ウィリアムズ戦のあの激闘の末の敗退から約二ヶ月、ディメンィエワは虎視眈々とリベンジの機会をうかがっていたのだろう、76 61 の見事なストレート勝利でセリーナを降した。決勝は64 63 のストレート勝利でディメンティエワが優勝した。今季三勝目である。ランキングNO1にこそなったことはないが、グランドスラムで上位に何度も進出しながらGSタイトル無冠という意味では彼女もサフィーナやヤンコビッチ同様「無冠の女王」に近い存在である。今年の全米ではそのGS無冠返上のよき機会になればと思う。一方でこのWTAプレミアム格大会で決勝進出を果たしたシャラポワ、彼女も本来の調子まで後一歩と言うとこまで調整が整ってきたのではないだろうか。シャラポワもまた今季全米注目の一人だろう。しかし、毎度のこととは言え、ロシア勢は層が厚い、いつも誰かが出てくる。次の全米で出てくるのは誰か、期待しつつ見守ろう。


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