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2007テニス界20大ニュース その二十
今年も No1 of No1 フェデラーとエナン

今年もNo1はNo1らしく終わった。男女とも。

ATPに君臨する皇帝陛下ロジャー・フェデラーは今季マッチ68勝9敗、ツアーで8勝した。四大大会全てに決勝進出、内全豪・全英・全米を取り、三度目のリトルスラム(GS3勝)を達成した。全仏では決勝でナダルに敗れ生涯グランドスラム達成を阻まれたが、全豪ではロディックをSFで公開処刑の上、失セット0優勝を遂げた。最終戦マスターズカップも連覇に成功した。エントリーランキング連続No1在位記録は目下更新中である。

WTAのNo1に返り咲いた女王陛下ジスティーヌ・エナンはマッチ63勝4敗、今季ツアーでなんと二桁10勝を上げた。四大大会の内、全豪は欠場してこの成績である。全仏、全米は優勝、全英はバルトリにSFで破れ、生涯グランドスラムを阻まれたが、ツアー選手権ではランドロビンでそのバルトリを公開処刑して、連覇を決めた。全仏は失セット0優勝であった。

男女共にNo1はマッチ60勝以上を上げ、GSタイトルを二つ以上取った。しかも失セット0優勝を共にGSで果たしている。共に最終戦を待たずに年間最終ランキングNo1を決め、共にツアー最終戦は連覇で終えた。そして、今年は全米で男女No1によるアベック優勝が久しぶりに達成された年になった。

男女ともバックハンド両手打ちの選手が主流の現在、バックハンド片手打ちの二人が男女No1である。何でも出来るオールダウンダーであるだけでなく、強烈な個性を発揮して、フェデラーとエナンはツアーに君臨している。

共に生涯グランドスラム達成を阻止されたが、皮肉なことに、四大大会中フェデラーがもっとも得意とするウィンブルドンをエナンは取ることが出来ずに、エナンがもっとも得意とする全仏をフェデラーは取ることが出来ない。来年は共に生涯グランドスラムを達成して欲しいと思う。同時に、その他の大会では他の選手がこの二人にもっと肉薄して接戦を演じて欲しいと願う。




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