200７テニス界20大ニュース その十
ゴンザレス充実
忘れてはいけない、今年のゴンザレスの活躍を。全豪では決勝まで勝ち進むのである。特にSF対ハース戦でのテニスは素晴らしかった。豪打一辺倒だったゴンザレスが緩急を付けて相手を翻弄し、剛柔併せ持つテニスで素晴らしい勝ちあがりを見せたのであった。しかし、決勝ではフェデラーにストレートで負けたのだけだけど。
マスターズシリーズ第４戦ローマ大会でも決勝に勝ち進むのである。SFではフェデラーに勝ったポランドリーを退け、「どのサーフェイスでも強いゴンちゃん」をアピールした。しかし、決勝ではナダルにストレートで負けたのだけれども。
そして彼のクライマックスは最終戦マスターズカップだろう。なんとラウンドロビン初戦で打倒フェデラーに成功するのである。見事、皇帝に言い訳をさせない実に見事な勝利でマスターズカップを盛り上げてくれた。しかし、ラウンドロビンを突破できずに決勝トーナメントには進出できなかったのだけれども。
アテネオリンピックで脚光を浴びて以降も安定した成績を上げていたが、今年はより充実さを増したことだろう。この調子で来年も忘れられることなく、その存在をアピールしてもらいたいものである。