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小説・物語

青が散る

 

 

 


S001 「青が散る」 宮本輝著 文集文庫

宮本輝のデビュー小説「青が散る」。1983年の秋にTBS系列でTVドラマ化されているのでご存知の人も多いだろう。
新設大学に入学した椎名燎平が金子慎一と共にテニス部を作り4回生になって全国大会に出るようになるまでの物語。一般的には青春ドラマ・恋愛ドラマと捉えられているが、かなりリアルなテニスドラマでもある。作者の宮本氏は昭和40年代前半追手門学院大学テニス部でひたすらテニスに明け暮れる学生時代をすごした。そのときのテニス選手としての体験が濃厚に小説の中に反映されている。特に試合での選手のメンタル面での動きの描写が素晴しい。テニスをしているものであるならば共感する部分が多々ある。
私は中学生の時にこの小説を読み、とても感動したことを覚えている。その後、高校、大学、そして社会人になってからも読み返すことがあり、そのたびに新たな発見をする。
そして30歳を過ぎてテニスを始めるようになって改めてこの小説を読むと大変に勉強になる部分をいくつも発見し、いまさらながらに、宮本氏の文章力に驚かされる。
テニスをしている方でまだ読んだことのない人はぜひ読まれることをお薦めする。
ちなみに小説「青が散る」のテニスシーンを研究した「青が散る テニス名場面集」を作成しましたので、どうぞご覧ください。
(2004/08/06)

さあ 「青が散る テニス名場面集」 へどうぞお進みください。

お薦め度 ☆☆☆☆☆

 

こちら ←原作を読んでみたい方はこちらから

 

 


 

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