炎天下のコート (2008/12/16)
今年は珍しく夏休みが一週間取れた。だからといってどこかに旅行に行くわけでもなく、ただひたすら空いた時間にテニスを入れるのみである。
ダブルスのペアと二時間コートを取って、外でテニスをした。日本で観測史上最高気温記録が更新された日だった。この一年ばかり、ナイターとインドアでばか りテニスしている如空である。それがいきなり炎天下の真夏のコートに出たからたまらない。すぐに顔が真っ赤になって、頭がボーっとなって、足がもつれそう になった。ペアも同じだった。熱中症が怖いので、休みを多めに入れながらのテニスになった。ひ弱になったものだ。テニスを始めた頃は雨が降ろうが灼熱地獄 だろうが、テニスといえば屋外でプレーしたものだった。おかげで毎年5月くらいから人より日に焼け、いつも顔が真っ赤だった。夏のコートでふらふらしたこ とはついぞなかった。だが今現在、仕事との兼ね合いでナイターとインドアにホームグランドを置いてからは、炎天下のコートではすぐにふらつようになった。 いかんな、9月には屋外でいっぱい試合の予定がある。残暑の厳しいコートでまともに動けるだろうか。試合対策で少し意識して昼間の屋外コートに出る必要が あるな。
問題は暑さ対策だけではない。ナイターやインドアでテニスばかりしているものが白昼のコートに出ると、ボールが遅く見えるものだ。もちろん普段屋外の昼間 にコートに出ているものは逆にナイターやインドアでボールが速く見える。これが意外とプレーに影響するのだよね。草トーは練習なしで、サーブ4本打ったら すぐ試合開始である。本番開始直後で不慣れな状況に対応するのは難しい。昼間の屋外コートでいきなりテニスをすると、ボールを待ちきれずに打ち急いでミス しやすくなる。屋外だ屋外、暑くても屋外に出なければ、試合は屋外であるのだ。
ちなみにその日、ペアと共に練習したコートは始めて訪れたコートであったが、クラブハウスがとても充実していた。特にシャワールーム、8つの小割りのシャ ワーブースに分かれているのだが、各シャワーブースの前にはカーテンで区切られた小さな前室がそれぞれのブースに作られており、そこで脱衣して、衣類をか ごに入れてからシャワーを浴びる。ブースの中には水がかからないところに棚がある。またシャワー室と隣り合わせの更衣室には洗面台と大きな鏡があって、ド ライヤーまで準備されていた。たかがドライヤー一つと侮るなかれ、これがあるなしでは大きく違う。如空のホームグランドであるコートでのシャワー室は脱衣 室とシャワーブースの距離が離れていたり、小さなユニットシャワーブースだけで脱衣室がなかったり、ブース内に持ち込んだタオルをかける場所がなかった り、更衣室が手洗いだけで、洗面台も鏡もコンセントもなかったりと、「こんな状況でシャワーなど浴びられるか!」といいたくなるようなシャワー室ばかりで ある。こういう細かいディテールがしっかりとした施設が増えて欲しいものだと思う。