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OVER...(2006/01/18)


この冬、あだち充原作の野球漫画「H2」がTVドラマ化されていましたね。忙しくて見る時間はなかったのだけど、というより原作が好きで良く知っているだけに、ドラマを見て失望したくないのであえて見ませんでしたが・・・・あのドラマの主題歌だった「OVER...」という曲、いいですねぇ・・・。「K」という韓国人が歌っているらしいのですが、歌詞がなかせます。曲が切ないです。

「何もしない後悔より・・・・・・いっそ打たれていたい。」

これ恋愛を語っている詩なのですが、なぜかシングルスの試合で負けて終わった後、これを聞くと胸に染みます。大事なところで思い切れなかったプレーが脳裏をよぎります。守りに入って、だけど最後にはミスして終わるくらいなら、とてつもなく強い相手にぼこぼこにやっつけられたほうがまだいい。そんなことを思うとき、この詩が身にしみます。それは自分の未熟さをごまかして精神的に逃げているだけなのですが、それを克服できるほど、人は強くなれないものです。まして趣味でテニスをしている週末プレーヤーなら。

「明日は強くなれるかな、今日の僕よりも」

だんだんへたくそになって来ているのではないかと、負けるたびに思います。でも、それでもやめられない。次はもう少し上手くなっているはず、いつかは強くなるはずと信じてまたコートに向かいます。それがテニスにはまった人たちの宿命なのでしょう。