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個性(2004/06/28)

 

「ダブルスというのはセオリーに支配されていますから、どちらかというと個性が出にくいものです。それに対してシングルスはプレーヤーの個性がモロに出ます。武器・プレースタイル・戦術・性格・メンタル、全て人によって違います。自分の個性をよく知り、それを生かす方法を考えて、実践してください。」
シングルスを指導してくれていたコーチの最後の言葉である。

如空の個性は何だろう。サーブが強いわけでもない。ネットプレイが上手なわけでもない。消去法でベースライン上のストローカーになっている。上達してくればフォアよりバックハンドのほうが安定すると言われるが、テニスを始めて5年たってもバックは安定しない。いまだにフォアハンド頼みのストローカー。個性のかけらもありゃしない。シングルスで中々勝てないわけだ。なにか武器が欲しい。苦しいときでも頼みなる武器が。これこそが今の私の課題かもしれない。

日曜日はシングルスのコーチの最後のレッスンだった。彼は私と同い年。他所のスクールで今度はヘッドコーチとして赴任する。栄転だ。これで、テニスを始めた5年前から続けて習ったコーチは一人もいなくなった。皆、変わっていく。如空だけが変わらない、相変わらずのテニスだ。少し取り残された気がする。

来月から如空の職場環境が変わる。8月からは今までのように平日の夜にテニスをすることは難しくなりそうだ。私も変わらなければならない。色々と考えさせられる6月の夜である。