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第090房 2009年MSモンテカルロ・ローマ・マドリッド大会 TV観戦記  (2009/08/15)

 

2009年04月16日 欧州赤土戦線開戦

さて今年もいよいよヨーロッパのクレーが輝く季節がやって来た。欧州赤土戦線が本格的に展開を始めたのだ。WTAでは欧州と北米で二大会が開催される。
アメリカの東海岸サウスカロライナ州チャールストンでは有名なファミリーサークルカップが 開催されている。このWTAプレミアム100万ドルクラス・アウトドアグリーンクレー大会の第一シードはなんとディメンティエワ、以下V・ウィリアムズ、 ズボナレワ、ペトロワ、ウォズニアッキ、バルトリ、シブルコワ、シュニーダー、オズニアック、ペン、ボンダレンコらが続く。大会の格のわりにはやや地味な 感がぬぐえない顔ぶれである。上位シードは誰が優勝してもおかしくない状況だけに、その行方が気にかかる。
スペインのバルセロナではバルセロナ女子オープンが 開催されている。このWTAインターナショナル22万ドルクラス・アウトドアレッドクレー大会の第一シードはコルネ、以下ペンネッタ、メディナガルゲス、 カネピ、スワレスナバロ、キリレンコらが揃った。だが週半ばにて既にコルネは敗退、メディナガルゲスは欠場と波乱のトーナメントになっている。この混乱の チャンスを捉えるのは誰か。その行方に注目である。
ATPでは2009年マスターズ1000第三戦モンテカルロ大会が 開催される。このモナコのモンテカルロで行われるアウトドアクレーの第一シードはナダル、以下フェデラー、ジョコビッチ、マレー、デルポトロ、シモン、 ヴェルダスコ、ダビデンコ、モンフィス、フェレール、ロブレド、ナルバンディアン、バブリンカ。チリッチ、ステパネック、アルマジロ・・・・・じゃなかっ たアルマグロと続く豪華なシード勢である。当初フェデラーはこの大会をスキップする予定であったが結局出場することになったそうだ。これで今回も四天王そ ろい踏みで登場である。だがことクレーコートに関してはやはりまだナダルが圧倒的強者である事実は変わりないことだろう。この事実を覆すことのできる選手 が現れるか否か、そこに注目である。
GAORAは今週末もこのモンテカルロ大会の準決勝と決勝を生中継してくれる。更に女子のファミリーサークルカップも録画中継だ。さあ、いよいよ始まるクレーシーズン、大いにテニス観戦を楽しもうではないか。その前に如空は仕事を終わらせないとなあ・・・・忙しいぞお・・・・。

 

2009年04月17日 赤土の上の乱戦

何かと話題のフェデラーだが、また一つ話題を提供してくれた。

2009ATPマスターズ1000第三戦モンテカルロ大会 三回戦
バブリンカ 64 75 フェデラー

さすがにもう、フェデラーが負けたからといってニュースになるわけではないのだが。それでもスイスの後輩で弟分のような存在であるバブリンカにクレーで負 けたというところがニュースであろうか。北京オリンピック男子ダブルスゴールドメダルコンビ同士の対戦、二人ともバックハンドが片手打ち同士の対戦だっ た。フェデラーは当初の予定ではこの大会をスキップする予定だったが、大会主催者の強い出場要請に応えて急遽出場することにしたらしい。結婚挙式直後の予 定外の大会ということで色々と調整不足であったことだろう。しかしフェデラーにとってクレーはどちらかというと得意なコートだ。この数年ナダル以外の選手 には数えるほどしか負けていない。それがバブリンカにストレートで負けてしまうあたり、試合に粘りがなくなってきているのではないだろうか。このあたりは やはり気になってしまう。
この後、モンテカルロは雨天により残り試合が翌日順延になっている。スケジュール通りに週末の試合が消化できるか不安である。
女子の方でも波乱は起こっている。ファミリーサークルカップではV・ウィリアムズが敗退、ズボナレワが負傷により棄権した。バルセロナ女子オープンでは トップ4シードがすでに敗退している大荒れの大会となっている。クレーの大会は荒れるもではあるが、今年はその荒れ方が激しくなるのか、それともこの先落 ち着くか、少し様子見が必要なようである。

 

2009年04月18日 3/4が面白い MSモンテカルロ2009QF

 

雨天順延で遅れたスケジュールを強引に消化して、MSモンテカルロ大会は無事QFまで終了し、ベスト4が出揃った。

2009マスターズ1000第三戦モンテカルロ大会QF
ナダル 63 63 リュビチッチ
ジョコビッチ 62 46 63 ベルダスコ
マレー 76 64 ダビデンコ 
バブリンカ 62 64 ベック

四天王の4人の内、三人がベスト4まで勝ち残るのはインディアンウェルズ、マイアミと同じ展開である。インディアンウェルズではジョコビッチがダウン、マ イアミではナダルがダウン、そして今回はフェデラーがダウンである。次はマレーの番かな。しかし四強が大きな大会で連続して四人揃い踏みが続くとそれはそ れでつまらないので、この三人ないしは二人が勝ち残るパターンがやはり如空の視点からすると面白い。GAORAで中継のある準決勝で一人は普段映像を見る ことがない選手がいたほうがいい。
というわけでSFの組み合わせはナダル対マレー、ジョコビッチ対フェデラーを破ったバブリンカである。さてバブリンカは双頭の鷲ジョコビッチを倒すことが 出来るか、ナダルのクレーでの強さは相変わらず圧倒的なものなのか、マレーのクレーでの戦い方はいかなるものになるのか。見所満載のモンテカルロ大会SF は今夜である。熱戦を期待しよう。

 

2009年04月19日 MSモンテカルロ2009 SF

2009年マスターズ1000シリーズ第三戦モンテカルロ大会
準決勝第一試合
ジョコビッチ 46 61 63 バブリンカ

この日のGAORA中継の解説は辻野隆三氏である。辻野氏いわく「第一セットの流れは僕の予測と逆ですね。ジョコビッチが攻めて、バブリンカが受けて立つ という感じになると思ったのですけどね。逆ですね。バブリンカが攻め込んで、ジョコビッチが受身に回っていますよね。」辻野氏の解説通り、第一セットはバ ブリンカがその見事な潜在能力の高さを見せてジョコビッチを上回るテニスを展開した。6-4で第一セットをバブリンカが先取したとき、今日はバブリンカが フェデラーに続いてジョコビッチまで倒すのかとまで思われた。だが事態は急転した。第二セット、バブリンカのウィナーとエラーの差がはっきりとし始めた。 特にフォアのクロスが強く打つとことごとくエラーした。そしてエラーの数がウィナーを上回り始める。一方でジョコビッチは第一セットを取られても慌てず に、自分のテニスを安定させながらギアを上げて行き、そしてバブリンカの自滅をチャンスに変えていく。あっという間に第二セットを6-1で取り返すと、第 三セットでもその流れを放さず、バブリンカが立ち直る前に6-3で勝負を決めてしまった。
バブリンカのテニスを一試合見たのは久しぶりだった。以前見たときもその才能溢れるテニスに大いなる可能性を感じたのだが、いかんせん気分にムラがあるの だね。一試合集中して試合に臨めていない。その部分はこの試合を見ても変わっていなかった。フェデラーを破った先日の試合はその問題の集中力が一試合維持 できたのだろう。そういう試合を続けられるようになれば、彼はもっと上に来ることになる。だが今はまだ、ジョコビッチの方がはるかに上のテニスを一試合通じて行っている。それがこの結果となった、ある意味わかりやすい試合であった。
ナダルは17歳で優勝してから5年間、ここまで常勝無敗、このモンテカルロ大会をまさに自分の庭にしてしまっている。一方でマレー陣営のベンチにはあの全 仏決勝二回進出の経験があるスペインのコレチャがいる。コレチャをスタッフに加え、クレー対策を強化して、マレーはこのモンテカルロでついにSFまで勝ち あがってきたのだ。ナダルが全仏と共にもっとも輝くこのモンテカルロの赤土の上で、英国期待の星、北海の狼マレーがクレー用にバージョンアップさせたテニスで挑戦を開始した。

準決勝第二試合
ナダル 62 76 マレー

自信に満ち溢れたプレーをクレーコートの上で展開するナダル。あっという間に6ゲームとってしまい、第一セットを6-2で先取した。しかし、マレーもまた、ナダルから第一セットで1ブレークを?ぎ取っている。マレーにはチャンスがいくつか見えているような展開だった。
第二セット、ナダルが再びブレークで先行した。ナダルリード5-3で迎えた第九ゲーム、ナダルのサーブイングフォーザマッチである。ここでニューボールに なった。そして最初のポイントでマレーは中ロブをミスしてラインオーバーしてしまった。これでナダルが一気に勝負を決めにかかる、そう思われたこの瞬間か ら、マレーの反撃が始まった。次の長いラリーを制して最後にアングルのバックハンドクロスを見事に決めると、次はバックハンドサイドから回り込みのフォア をダウンザラインに打ちこみ、ウィナーを連続して奪った。相手はあの赤土の上の要塞ナダルである。観客が盛り上がる。だがナダルはまだ冷静だ。次のポイン トでドロップショットを決めて、30-30に戻す。更に攻め込むナダル、だがネットに出たナダルのバックハンドにマレーがロブを上げた。ナダルのバックハ ンドハイボレーはコートのラインを割った。30-40、ブレークポイントがマレーに来た。だがナダルはまだ慌てない。サーブで押し込み、短くなったボール をフォアで鋭く切り返す。マレーは一歩も動けず、ナダルはウィナーでデュースに持ち込んだ。プレッシャーのかかる場面で両者共にミスとウィナーを繰り返 し、ブレークポイントとマッチポイントが入れ替わる。そして最後にスマッシュを決めて取りきったのはマレーだった。5-5、マレーが追いついた。両者共に ここからサービスゲームをキープして6-6、TBに突入した。ナダルがブレークすれば、マレーもブレークする、ナダルがキープすればマレーもキープする。 一進一退の攻防が続く。緊張感が高まり、興奮が渦巻く赤土の上、ナダルがバックのサイドラインから、逆サイドのサイドラインに抜けるバックハンドのスー パーショットが炸裂した。これでマッチポイント、ナダルの圧力に抗し切れず、マレーは押し切られ、最後に7-4でナダルがストレート勝利を決めた。
第二セットからマレーのフラットドライブはナダルのトップスピンを捉え初めて、深いところにボールが連続して入り始めた。そのことがナダルのトップスピンを短くして、マレーが攻め込むきっかけとなった。破れはしたが、クレーの上でマレーは自信を掴んだのではないだろか。
さて赤土の上の要塞ナダル城は今日も健在であった。決勝戦はナダル対ジョコビッチである。フェデラーは元々この大会をスキップする予定だったので、事実上 の第二シードはこのジョコビッチであったともいえる。双頭の鷲ジョコビッチはこの高い城塞を破ることができるだろうか。いよいよ頂上対決がせまる。熱戦を 期待しよう。

 

2009年04月20日 モンテカルロの乱戦 MSモンテカルロ大会2009年決勝

 

去年のATPの改革でモンテカルロ大会はハンブルグ大会と共にマスターズシ リーズの後継シリーズからは外される予定だった。だが大会運営者たちのロビー活動が功を奏したのかどうか、とにかくハンブルグは落ちたがモンテカルロは 残った。今年もまた欧州赤土戦線の開幕を告げるのはこのモンテカルロ大会である。青い地中海を背景に、グリーンの観客席と白いテントに囲まれた赤土のコー トがモナコ公国のモンテカルロ地区に浮かび上がる。世界でもっとも美しいセンターコートを持つ会場の一つと言っていいだろう。フランス語でコールされるその会場で、この大会5連覇に向け邁進する覇王ナダルに、双頭の鷲ジョコビッチが挑む。

2009年マスターズ1000シリーズ第三戦モンテカルロ大会
決勝
ナダル 63 26 61 ジョコビッチ

第一セット、ナダルは6-3で先取するが、その内容はナダルのブレーク4に対してジョコビッチのブレークが2、合計6ブレーク、ゲームの2/3がブレークという男子では前代未聞のブレーク合戦で決勝戦は幕を上げた。
第二セット、序盤でジョコビッチが2ブレーク取り、これで流れが決まった。この後、サーブをお互いキープし合い、6-2でジョコビッチがセットオールに戻した。
第三セット、第1ゲーム、ナダルのサービスゲームは長いデュースにもつれ込んだ。ナーバスになるジョコビッチに対して終始冷静なナダル。再三のピンチを切 り抜けて、ナダルがキープに成功する。次のジョコビッチのサービスゲームも長いデュースにもつれ込んだ。ジョコビッチにダブルフォールトが続いた。コード ボールに関しては今日はジョコビッチに運がない。ツキのなさも手伝ってジョコビッチはこのサービスゲームを落としてしまう。だが、その次のナダルのサービ スゲームも長いデュースの末、ジョコビッチがブレークした。共にしゃきっとしない内容で、共にギアを上げ切れない状態のまま、ゲームは長引いていく。次の ジョコビッチのサービスゲームでも、イレギュラーボールをフレームショットしてしまい、ナダルにブレークを許してしまった。その後3ゲーム連取してナダル が6-1で勝利を決めた。
勝ったナダルも負けたジョコビッチも苦しい展開だった。自分のテニスの調子が上がらない状態、不安定で不十分な状態での戦いだった。長い試合であったが、 お互いミスの応酬の末の乱打戦である。それは各セット、一方的なスコアであるにもかかわらず、2時間43分を超える長い試合になったことからも伺える。
赤土の上の要塞ナダル城は今日も健在であった。だが覇王ナダルの赤土の上の覇権は決して圧倒的強者とはいえない状態なのではないだろうか。少なくとも今のところは。そんな感じの2009年モンテカルロ大会決勝戦であった。

 

2009年04月28日 覇王のローマ奪回なるか

 

欧州赤土戦線は天王山を迎える。
WTAは二大会を開催する。
ドイツのシュトゥットガルトではポルシェテニスグランプリが 開催される。このWTAプレミアム70万ドルクラス、インドアクレー大会の第一シードはサフィーナ、以下ディメンティワ、ヤンコビッチ、アザレンカ、クズ ネツォワ、ペトロワ、ウォズニアッキ、ラドワンスカと続く。欧州赤土戦線でリードを奪うのは誰か。この大会の行方はそれを占う重要な大会である。
モロッコのフェズではSARグランプリが開催される。WTAインターナショナル22万ドルクラス、アウトドアクレーコート大会の第一シードはメディナガルゲス、以下クレイバノワ、パブルチェンコバ、キリレンコと続く。
ATPはイタリアのローマでマスターズ1000シリーズ2009第四戦ローマ大会イタリア国際を 行う。このアウトドアクレー大会の第一シードはナダル、以下フェデラー、ジョコビッチ、マレー、デルポトロ、ダビデンコ、ヴェルダスコ、シモン、ツォン ガ、バブリンカ、フェレール、ゴンザレス、ロブレド、ブレーク、チリッチ、ステパネック、と豪華シード勢が続く。新婚のフェデラーは働いているが、同じく 新婚ロディックは不在である。さて、ナダルはこの大会に過去3年連続で優勝していたが、その過程において大接戦が待っていた。2005年は決勝対コリア戦、2006年は決勝対フェデラー戦、そして2007年は準決勝対ダビデンコ戦、 どの試合もその年のクレーコートシーズンのベストマッチとなる大激戦となった。まさにヨーロッパクレー欧州赤土戦線の天王山となるのがこのローマ大会であ る。今年、前哨戦となるモンテカルロ・バルセロナと5連覇を成し遂げているナダルであるが、このローマは去年途中敗退し、連覇を逃している。そしてその赤 土の覇王ナダルの不在をついて去年このローマ大会のタイトルを取ったのが双頭の鷲ジョコビッチで ある。ハードコートだけでなくクレーコートでも覇権を狙う双頭の鷲ジョコビッチ、その野心をあらわにしたのが去年のローマ大会だった。今年連覇を当然狙っ てくる。過去の大激戦の相手フェデラーとダビデンコも戦線に登場する。そしてツアーNo4マレーもまた自身のテニスをクレー用に仕様変更しつつタイトルに 迫る。フェデラー・ジョコビッチ・マレー・ダビデンコと鍵を握る好敵手たちの攻勢を受けて立つ赤土の覇王ナダルは、果たしてローマのタイトルを奪回するこ とができるだろうか。
このMSローマ大会をGAORAは準決勝・決勝で生中継してくれる。またWTAのポルシェテニスグランプリも録画中継してくれる。欧州赤土戦線の天王山がいよいよ迫る。熱戦を期待しよう。

 

2009年05月03日 2009MSローマ大会SF

現在のATPツアーの4強、ナダル・フェデラー・ジョコビッチ・マレー、こ の四人は大きな大会でトップ四シードとなり、四人ともシードを守ればベスト4に四人がそろい踏みすることになる。だがインディアンウェルズではジョコビッ チがダウン、マイアミではナダルがダウン、そしてモンテカルロではフェデラーがダウンした。順番からすればこのローマ大会はマレーがダウンする番か な・・・・・と冗談で言っていいたら、本当にマレーがシードを守れずに二回戦敗退した。マレーの山から勝ち上がってきたのはゴンザレスである。毎年ヨー ロッパクレーシーズンの天王山となるこのマスターズ1000ローマ大会、その準決勝の火蓋が切って落とされた。

2009マスターズ1000第四戦ローマ大会準決勝
第一試合
ジョコビッチ 46 63 63 フェデラー

試合開始直後より、フェデラーはギアを上げて仕掛けてきた。ジョコビッチは苦労しながらも自分のサービスをキープする。サービスゲームをお互いキープし合 い4-4になった。フェデラーの緩急の前にミスを重ね、ジョコビッチはフェデラーにブレークポイントを握られた。だがフォアハンドダウンザライン、フォア ハンド逆クロス、ドロップボレーでジョコビッチが盛り返すが、ネットに詰めるジョコビッチにフェデラーのパスがフォアからバックから二度抜き去った。観客 席の口笛にも乱されたのだろうか、最後はジョコビッチのフォアがラインを割り、フェデラーブレーク成功、ついに均衡が崩れた。次のサービスゲームをきっち りキープしてフェデラーが6-4で第一セットを先取した。
第一セットの途中からローマの空は突然暗くなり、遠くで雷鳴が轟いていることがTV中継を通じて伺える。その雷鳴の中、ジョコビッチはイライラしている。 そのイライラがプレーの集中力を奪い、プレーが散漫になって来た。第二セットの最初のサービスゲームをジョコビッチはブレークされてしまう。一方落ち着い てプレーを続けている。流れはフェデラーに来ていた。だがそこで雨が降り始め、試合は中断した。雨上がりのクレーコートで試合は再開した。落ち着きを取り 戻したジョコビッチは堅実なプレーを展開し、フェデラーと競り合い始めた。そして自分のプレーが安定したことを確認すると一気に攻勢に出た。1ブレークを 返し、更に連続してフェデラーのサービスをブレークして、あっという間に6-3でジョコビッチは第二セットを取り返し、セットオールにした。
第三セット、フェデラーは再びギアを上げて先にブレークを先行するが、落ち着きを取り戻したジョコビッチはその次のフェデラーのサービスゲームをすかさず ブレークバックした。3-3で再びジョコビッチがブレーク、4-3でリードする。次のサービスゲームをキープし、5-3とする。第九ゲームでブレークポイ ントを握るジョコビッチ、これはマッチポイントである。一度は逃れたフェデラーだったが、次のデュースで粘れず、最後はバックハンドがラインを割り、ジョ コビッチがブレーク成功、6-3で第三セットも取り、勝利を決めた。
第一セットではブレークポイントさえ握らせず、第二セット途中でほとんどジョコビッチを自滅寸前まで追い詰めていたフェデラーだったが、雨の中断でジョコ ビッチが息を吹き返してしまったのは不運だった。だが第三セットも先にブレークして先行したにもかかわらず、逆転されてしまったところにやや詰めの甘さを 感じる。これは一ポイントを見ていても感じることで、作りのショットに素晴らしいものがあるのだが、最後の決めのショットでの制度が甘く、ミスしてポイン トをチャンスをフイにしてしまうシーンが多かった。もう少し決めのショットの精度が上がれば、フェデラーは逆転を許すことなく、たとえ雨天中断がなくても ジョコビッチを押さえ切れたのではないだろうか思う。ただ両者共にフォアハンドの逆クロスのショットに連発して、見ごたえのある好試合であった。

黒字に白いラインのアディダスのウェアがゴンザレスにはよく似合う。白と黄色の袖ツキのナイキのシャツはイマイチナダルには似合っていないように思う。そんな二人が夕闇せまるローマの赤土の上で対戦した。

第二試合
ナダル 63 63 ゴンザレス

試合は静かに始まり、静かに終わった。第一セット第五ゲームでナダルは静かにブレークしたが、その次のサービスゲームをラブゲームでブレークバックを許し た。しかしナダルは慌てずにゴンザレスにプレッシャーをかける。次のゴンザレスのサービスゲームをお返しとばかりラブゲームで再びブレークに成功した。ブ レークが続く乱戦模様だが、ナダルは終始とても静かであった。5-3とした第九ゲームでナダルは三度ゴンザレスのサービスゲームをブレークして6-3で第 一セットを先取するが、決めた瞬間もとても静かだった。
第二セット第二ゲームでナダルはゴンザレスのサーブゲームをブレークした。このブレークを含む3ゲーム連取で3-0となったところでほぼ勝負は決まった。 その後お互いにサービスゲームをキープし合うが、ゴンザレスは状況を打開することはできずに、そのまま6-3で第二セットもナダルが取り、ストレートでゴ ンザレスに勝利した。今日も赤土の上の要塞ナダル城は健在であった。
フェデラーに行っていた流れを自分に引き寄せて、逆転で勝利したジョコビッチ。一方終始自分の流れを静かに維持して、そのまま勝利したナダル。共に勢いに 乗って決勝戦に進む両雄、果たして欧州赤土戦線の天王山MSローマ大会の決勝を制するのは双頭の鷲ジョコビッチか、覇王ナダルか、今夜いよいよ激突であ る。注目しよう。

 

2009年05月04日 覇王ナダル ローマ奪回なる 2009MSローマ大会決勝

赤土の覇者ナダル、そのナダルをしても、去年のクレーシーズンでは全戦全勝 とはいかず、2008年のローマ大会は途中敗退してしまっていた。覇王不在のローマを制したのは双頭の鷲ジョコビッチである。ディフェンディングチャンピ オンとして、そしてハードコートだけでなくクレーコートの上でも覇権を狙う「双頭の鷲」として、このローマのタイトルを守るべく、ジョコビッチは決勝まで 勝ち上がってきた。そのジョコビッチにローマ奪回を目指す覇王ナダルが挑む。欧州赤土戦線の天王山、MSローマ大会決勝戦の幕が今上がる。

2009マスターズ1000第四戦ローマ大会決勝
ナダル 76 62 ジョコビッチ

第一セット第1ゲーム、気合の入ったプレーで入ってきたジョコビッチに対して、静かにカウンターショットで対抗するナダル。いきなりレベルの高いプレーの 応酬の上、ナダルがジョコビッチのサービスゲームをブレークして試合は始まった。そのままキープ合戦でゲームは進み5-3となったナダルのサーブイング フォーザセットでジョコビッチは30-40として初めてブレークポイントを握った。最初のブレークポイントはナダルがセンターにフラットサーブを叩き込み 逃れた。だが二度目のブレークポイントでは長いラリーで粘りきり、ナダルのフォアがラインを割って、ジョコビッチがブレークに成功した。だがその次のジョ コビッチのサービスゲーム、ジョコビッチはキープできなかった。ナダルの固いディフェンスの前に押し返されて、ミスを続けてしまった。ナダルが再びブレー ク、その瞬間、ジョコビッチはラケットをコートに叩きつけた。再びナダルのサーブイングフォーザセット、両者共にギアを上げてぶつかり合う。深いストロー クの応酬が続いたかと思えば、ドロップショットからのネット際の攻防、スーパープレーが何度も繰り出される。最後はナダルばフレームショットでミスして、 ジョコビッチ再びブレーク成功である。6-6で白熱の攻防戦はTBに突入した。TBは攻守にわたり強いプレーを維持しるナダルに対して、守りは固かった が、攻めの詰めでミスをしてしまったジョコビッチが攻めきれずに、7-2でナダルが取った。
第二セット第1ゲーム、今度はナダルのサービスゲームで始まり、今度はジョコビッチが先にブレークポイントを握るが、ナダルはピンチを乗り切ってキープに 成功した。二人のギアが上がる。ベースラインからネット、サイドラインの外側まで、コートを全面使って展開する両者のテニス、試合はさらに熱を帯びてく。 ナダルリードの3-2でジョコビッチのサービスゲーム、ここでナダルがブレークポイントを握る。ジョコビッチがここで痛恨のダブルフォールト、ナダルがブ レークして4-2となった。ナダルがキープして5-2とする。ジョコビッチの集中力が落ちる。第八ゲームでジョコビッチはまたブレークポイントを握られ る。このピンチに果敢にネットに出るジョコビッチ、だがネットで壁になるジョコビッチにパスを浴びせ続け、最後にダウンザラインのエッグボールでラインを 捉えてブレークに成功した。これがマッチポイントであり、チャンピオンシップポイントであった。第二セット6-2でナダル連取、決勝戦のストレート勝利で ローマ大会の4回目の優勝を決めた。

今日のジョコビッチのプレーは素晴らしかった。フォアの逆クロス、バックハンドダウンザライン、果敢なネットダッシュ、堅実なリターン、ナダルに匹敵する コートカバー、ドロップショットからの展開、表彰式でナダルの目の前でナダルのモノマネをするその度胸、どれをとっても最高のプレーであった。この今季、 いやこの数年を見てもクレーコートの上でこれほどナダルに肉薄するプレーを見せたのはかろうじてフェデラーぐらいだろう。それでも結果はストレートであ る。赤土の上に聳え立つ難攻不落の要塞ナダルの城塞はまだまだ高く、ジョコビッチのこの最高のプレーをもってしても乗り越えることができなかった。ナダル を超えるためには、これ以上のプレーを一試合継続してしなければならない。ジョコビッチがいいプレーをすればするほど、その高みをより高く引き上げるナダ ルの強さ。赤土の上の要塞ナダル城は今日も健在であった。そして覇王はローマのタイトルを取り返した。覇王のローマ奪回なる。こうして欧州赤土戦線の天王 山、MSローマ大会はナダルの強さを見せ付けて終わった。そんな感じのする決勝戦であった。

 

2009年05月12日 戦雲呼ぶかマドリッド!

去年まで、フレンチオープンの前哨戦でもあるヨーロッパクレーの天王山はローマ大会だった。だが今年から天王山はローマではなくスペインのマドリッドになるかもしれない。それがムチュア・マドリレーニャ・マドリード・オープンである。この男女同時開催の新設クレー大会の方が賞金額はローマ大会より上回るからだ。スペインってそんなに金があるのかね。
男子ATPではマスターズ1000シリーズ第五戦となるマドリッド大会、ちょうど去年まで秋のインドアでマスターズシリーズ第八戦だった大会が初夏のク レー大会に移行した形になるのだろうか。記念するべきこの大会の第一シードはナダル、以下フェデラー、マレー、ジョコビッチ、デルポトロ、ロディック、ベ ルダスコ、シモン、ツォンガ、ダビデンコ、バブリンカ、フェレール、チリッチ、ブレーク、ステパネック、ロブレドとシード勢が続く。さて、No3とNo4 が入れ替わっているが4強はおなじみの顔ぶれである。今年のマスターズ1000シリーズは第一戦から第四戦まで毎回4強の内一人がベスト4で欠けるという 図式であった。それぞれが一回づつSF進出を逃したことになる。仲良く(?)一周したところでこの第五戦、マドリッド大会である。いよいよ4強そろい踏み なるか、あるいは大波乱が起こるのか。それとも今季従来通りの3強+1となるのか。ベスト4の行方に要注目である。そして地元ナダルのクレー連勝街道の行 方もまた同様に注目だろう。
女子WTAではプレミアムシリーズ450万ドルクラス・アウトドアクレー大会となる。この大会の第一シードはサフィーナ、以下S・ウィリアムズ、ディメン ティワ、ヤンコビッチ、V・ウィリアムズ、クズネツォワ、アザレンカ、ペトロワ、ウォズニアッキ、ラドワンスカ、バルトリ、ペネッタとシード勢が続く。さ てここは真の女王は誰かということをかけて第一シードサフィーナと第二シードセリーナの頂上対決をぜひとも見てみたいところである。ところでウィリアムズ 姉妹もロシア勢も東欧スラブ勢も皆元気なのになぜかここに来て元気がないのがセルビア勢ヤンコビッチとイバノビッチである。ここは一つ彼女たちの奮起にも 期待したい。
さてGORAでは男子を生中継、女子も録画中継してくれる。欧州赤土戦線の新たなるクライマックスとなるかマドリッド、熱戦を期待しよう。

 

2009年05月16日 MSマドリッドも3強+1

シモンがQF対リュビチッチ戦を突破していればトップ8シードによるベスト8揃い踏みが実現するところであった。充実のMSマドリッド大会、いよいよトップ4シードによるベスト4揃い踏みなるか、と期待したが・・・・

2009マスターズ1000第5戦マドリッド大会準準決勝
ナダル 64 75 ベルダスコ
フェデラー75 67 61 ロディック
ジョコビッチ 64 64 リュビッチ
デルポトロ 76 63 マレー

第三シードマレーダウン!四強揃い踏みならず。またしても3強+1でのマスターズ準決勝である。如空としてはマレーの敗戦よりあのロディックがクレーで フェデラーから1セット取っているところに興味を覚える。第二セットもTBじゃないか。クレー巧者でもあるフェデラー相手にクレーで勝てるようになるとロ ディックは今度こそ飛躍のきっかけになったと思うだけに残念だ。
これで準決勝はナダル対ジョコビッチ、フェデラー対デルポトロである。No4に陥落したジョコビッチは準決勝で難攻不落の赤土の要塞ナダル城に挑む。モン テカルロ、ローマに続く今季3度目のクレーでの覇王への挑戦である。ナダルをクレーで倒さない限り、世界は手に入らない。クレーとハード、二つの世界の制 覇を目指す「双頭の鷲」としては三度目の正直、いよいよ打倒ナダルへむけての正念場である。
一方、マドリッド大会は男女同時開催であるが、女子のほうは大荒れである。第一シードサフィーナこそ勝ち残っているが、第二シード以下は総崩れ、第九シー ドウォズニアッキがかろうじて勝ち残った。ノーシードから勝ち残っているのはヤンコビッチを突破したシュニーダーとモーレスモである。サフィーナが真の女 王への階段をまた一つ上がるのか。その行方に注目しよう。

 

009年05月17日 2009MSマドリッドSF

 

2009マスターズ1000第5戦マドリッド大会準決勝
第一試合
ナダル 36 76 76 ジョコビッチ

ああ・・・・ジョコビッチ、後一歩というとこまでナダルを追い込んでいながら、取り逃がすとは。惜しい、実に惜しい。正直言ってナダルの調子は万全とはい えなかった。エラーはナダルの方が多かった。だがナダルの守りは鉄壁であり、大きく崩れることはなかった。そこをジョコビッチは強引にこじ開けてポイント を積み上げていった。特にナダルが落ち着きを取り戻した第二セット以降、ジョコビッチはよく攻めきった。だが第二セットのTBでは両者攻勢に転じて、ナダ ルが攻めきった。キープ合戦でファイナルは進む。徐々に両者に緊張が走るようになり、ショットが手堅く慎重になっていく。TVの画面からも見て取れるほど に両者とも守りに入っていた。見ているほうにも緊張が重くのしかかる。疲労もあるだろうが、気持ちの上で攻めに出ることが出来ずにいるのだった。TBに突 入してその傾向はますます顕著になる。両者のボールが遅くなるだけでなく短くなった。しかし、その短いボールを両者共に叩けない。先に打つとやられる、あ るいはミスする。そんな雰囲気の中でTBは6-6を超えて進行する。両者にマッチポイントが交互に行き交う。しかし決めきれない。落ち着いているのはジョ コビッチの方だ。ナダルのマッチポイントをドロップショットで切り抜けるほどに。しかし、追い詰められたときのカウンターショットで強引にラインの中に入 れてくるのはナダルである。最後にジョコビッチを振り切りナダルが勝利したTB11-9である。3セットマッチであるにも関わらず、要した試合時間は4時 間を超えていた。

第二試合
フェデラー 63 64 デルポトロ

第一試合の半分以下の試合でデルポトロをフェデラーは片付けた。デルポトロのようなフラット系ボールの選手にフェデラーは強いね。問題はナダルやジョコビッチのようなスピン系の選手の対応だろう。
さて決勝はナダル対フェデラーのトップ1・2シードの対決である。今季まだ優勝のないフェデラー、今季まだマスターズ1000で決勝に進出できていなかっ たフェデラー、去年はマスターズシリーズで優勝できなかったフェデラー。ここで大きな転機を自らの力で掴むことが出来るだろうか。いよいよ明日、今季二度 目の宿命の対決である。注目しよう。

 

2009年05月18日 再び掲げられる灯 2009マドリッド大会決勝

いや、正直この結果には驚いた。

2009マスターズ1000第5戦マドリッド大会決勝
フェデラー 64 64 ナダル

第一セット、キープ合戦末の4-4でフェデラーは一気にブレーク、そのまま次のサービスゲームをキープして第一セットを先取した。第二セットもフェデラー が先にブレークに成功してリードする。昨日の準決勝ジョコビッチ戦はオープン化以降のベストオブ3セットマッチの試合時間で史上最長記録であったそうだ。 ナダルにはまだその疲労が少し残っているのかやや元気がない。フェデラーリードのまま5-4で第十ゲームになった。フェデラーのサーブイングフォーザチャ ンピオンシップである。少しフェデラーに緊張があったのか15-40でブレークポイントをナダルに握られる。長いラリーが続く、これはナダルのペースだ。 だが左右にフェデラーが振られオープンコートにバックハンドのダウンザラインを入れるだけだった状態で、ナダルのバックはラインを割った。次のポイントで バックハンドのショートクロスもラインを割った。ここで勝負あった。デュースで強いサーブ、強いフォアを集中させて、ナダルを攻め、最後はサービスエース をセンターに決めて勝負を決めた。フェデラーの今季初優勝であった。
強いサーブ、強いフォア、果敢なネットダッシュ、今日のフェデラーは強かった。その強いプレーを実現させたのはフットワークだった。早い、とにかくフェデ ラーはコートの上で早かった。今日はあまりスライドステップを使わずに、とにかく足を大きく、そして早く動かして、シッカリと打点に入っていた。特に回り 込みのフォアのときのサイドステップはまるでスケートで滑っているかのように滑らかでそして早かった。またナダルは対フェデラー戦では執拗にフェデラーの バックハンドにボールを集めてくるのだが、今日のフェデラーはバックハンドの高い打点を堅実に返球して崩れなかったことも大きかった。特にリターンでバッ クの高い打点に跳ねたスピンサーブを見事に打ち返していた。堅実なバックハンドの前にナダルは攻め手を欠いてしまっていた。
フェデラーの復活、と表現するにはまだ早い。だがクレーコートの決勝戦でナダルを破った。ストレートであっさりと勝利した。そのプレーは攻守にわたって見 事であった。このプレー、この勝ち方を自分のものとして発揮し続けることが出来るだろうか。もしも出来たなら、今年の全仏で去年までとは違った結果を出せ るかもしれない。再び希望の灯はかかげられたことは間違いない。そんな感じのするMSマドリッド大会決勝であった。

表彰式にて

今週のマドリッド大会は男女同時開催であった。それだけでなく表彰式も男女同時に執り行われた。 GAORAで男子決勝の後の表彰式も中継されていた。そこには私服姿のサフィーナとウォズニアッキがいた。ウォズニアッキはこのWTAのプレミアム格大会 の決勝にまで進んで、それが不自然ではなくなり、普通の状態に思わせてしまっている。それだけ台頭してきているというか。しかし、勝ち進んだのはここま で、決勝で勝ったのは現女王サフィーナである。6-4、6-2のストレート勝利であった。二週連続でクレーの大きな大会に優勝した。後は全仏制覇を目指す のみ、そう言いたげな、自信に満ちた表情であった。
男女の決勝進出者4名は それぞれスピーチを行ったが、サフィーナもウォズニアッキもスピーチにスペイン語を入れていたようだ。この前のローマ大会の決勝後の表彰式でもジョコビッ チとナダルがイタリア語で少しスピーチをしていたシーンもあった。英語が幅を利かすこの世にあって、現地の言葉を積極的に使ってみようとする選手たちの姿 勢は素晴らしい。彼らは世界を旅するツアーの一員なのだ。訪れる国々の現地の観客たちに精一杯のサービスをして、そして最高のプレーを見せる。ツアーは過 酷な環境である。だがそんな中でそのような試姿勢を示し続ける選手たちを素晴らしいと思う。

 

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