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その5

 

 

 


T017「テニス勝利への戦術 シングルス編」 全米テニス協会編 大修館書店

シングルスにおけるショットの組み合わせのパターン集。そのためのドリルも同時掲載している。
シングルスの試合をして何をしたらいいのかわからない人がいるはずだ。そういう人は必読。3球位ワンセットとした自分なりの攻めパターンをいくつか持っていることは非常に大切なことだ。この本は基本的なパターンとその習得のためのドリルを「サーブ」「リターン」「ストローク」「アプローチ」「ネット」「防御(カウンター)」のそれぞれの場所で紹介している。経験豊かな人でも自分の攻めパターンを増やすのに役立つと思う。
またシングルスの練習をするときラリー以外の練習方法を思いつかないものだが、この本はドリル集も充実している。
技術解説は一切せず戦術解説に特化した良書。(2004/06/09)

お薦め度 ☆☆☆☆☆

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T018「ゲームに勝つ 硬式テニス」 荏原湘南スポーツセンター監修 高橋書店

初心者向け戦術指導書。
試合に出て何をしたらいいかわからない人向け。レベルを3段階にわけ、それぞれのレベルで状況に応じてやるべきこと、つまり目標を設定する。技術指導はほとんどない。どこに打つかの基本的セオリーが述べられている。後半はダブルス編もある。
ボールの高低さに注目しネットのどの高さを通すかを重視している。そのため、解説の写真がほとんどコートの後ろから見た写真で、そこからボールの軌跡を立体的に表記しているので平面的解説よりイメージしやすい。
(2004/06/09)

お薦め度 ☆☆☆

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T019「TENNIS2000」 ヴィック・ブレイデン著 学会出版センター

古い、と思わずつぶやいてしまう書。
とても2000年に刊行された書だとは思えないとよく読み返してみたら1976年に刊行された著作の改訂版だとわかって納得。写真は非常にお粗末なレベルだが、文書はじっくり読み応えのある分量。しかしながらその技術理論はすでに知られている内容が多い。戦術面に関してはやや面白い内容もあるのだが、そこに至るまでに退屈になって放り出さなければの話だ。
(2004/06/09)

お薦め度 ☆

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T020「読めばテニスが強くなる」 ブラッド・ギルバート著 日本文化出版

読んでもテニスは強くならなかった本。
著者はかつてのトップテンプレーヤーで元アガシのコーチ、そして現ロディックのコーチであるギルバート氏。期待していた分読後失望が大きかった。
この本を読んでいるとシコラーの自画自賛話を延々聞かされている気がしてストレスがたまる。たとえば「私は試合の準備の為にこんな細かいところまで気をつかているのだ」等々。あくまでこれはギルバート氏の自伝であって何らかのコツが書いてあると思ったら大間違い。
シコラーに転向したい、あるいはシコラーの心理を知りたいと思っている人は一読の価値はある。
(2004/06/09)

お薦め度 ☆

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