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第153房 「後ろ足と最初の一歩 」 (2009/08/30)

 

今日の練習は久しぶりにフォアのハードヒットである。
後ろ足一本で立って、コーチの球出しのボールを打つ。
「打つ前に後ろ足で沈んで、タメを作ってから打つんです。ケンケンと飛び跳ねてタイミングを取りながら打つんです。タイミングを取るのは踏み込む前足ではないですよ、軸足となる後ろ足でタイミングを取って、タメを作るのです、そして後ろ足のけりで腰を回して肩を回すのです。」
き、きついわ、これ。8球ワンセットを計8セットしたが、右のふくらはぎが攣るかと思った。でもまあ、後ろ足一本でも結構打てるものだね。スクエアだろうが、オープンだろうが、スタンスにかかわらず軸足に重心がしっかり乗っていれば厚い当たりのボールが打てることが良くわかる。

その後はゲーム形式、バックハンド側に出された球出しのボールをフォアに回り込んで逆クロスに打ってからの展開。フォアの逆クロスは得意のショットなのだが、今日は何か当たりがよくない。コーチによると
「今日の如空さんはフォアの逆クロスを打つときに上半身が前に倒れていますよ。胸を起こして体が突っ込まないように後ろ足に重心を残してラケットを前に振り出さないと。いつもはそうしてますよ。」
ふむ、練習不足で下半身の粘りがなくなっていますかね。週に一度しかないシングルスの練習であるが、それでもテニスをしながら相当走り込まされるので、結構鍛えられているのかもね。やっぱり持続は力だわ、忙しくても続けなければ。

その後、全員で2ゲーム先取のゲームをして今日の練習は終わった。勝てなかったねえ、ショットが続かない。練習不足がモロに出ている。練習しても勝てないのに、練習が不足すればなお勝てない。ふむ・・・と悩みながら歩いているとコーチが声をかけてきた。
「如空さん、練習中言い忘れたのですけどね、前に短いボールが来たとき、すり足で最初の一歩出しているでしょう。あれで前の詰めが遅くなっていると思いますよ。横に動くときと同じように膝を高く上げて大きく前に踏み出して走りださないと間に合いませんよ。細かいフットワークが必要なのはボールに近づくときです。遠いボールに対して拾いに行くときに細かいフットワークでは遅いです。まず追いつくために大きく踏み出すんです。そのためには膝を高く上に上げて、前に大きく踏み出すと良いと思いますよ。」
細かいところまで良く見てくれていますねコーチ。いつもありがとう

 

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