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第136房 「遠い球のボレーは「外足で拾う」 」(2009/08/30)

 

今日のダブルスの練習はストレートパスやショートクロスのような遠いボールをネットのボレーで返球する練習である。
「足です、足。踏み出した足をボールのコースに入れるつもりで一歩を大きく出してください。ボレーのワイドは『外足で拾う』とよくいいます。ストロークは細かいフットワークが必要ですが、ネットでは逆です。遠いボールをとるときは、最初の一歩を大きく早く出す。脚の先にグリップをつけて動いているつもりで足をボールのコースに入れてください。足が出ればラケットもでます。足が出なければラケットも出ません、ネットでの守備範囲が狭くなります。ストレートやショートクロスをバンバン抜かれることになります。フォアには右足、バックには左足をボールにめがけて出してください。そこにグリップを置けば自然とボールが返球できるように、そんな感じで守備範囲を広げてください。」
「足を出す意識を常に持っていれば、ボールに向かって足を出すようになります。そうすると足でタイミングを取ようになります。するとスプリットステップが自然に出てきて、フットワークもよくなります。」
とショートクロスにストレートパスとネットでパスをバシバシ抜きにかかって、如空たちはそれを止めにかかる。が止まらない。足が出ない。そのうち踏み込んだ足を滑らして足を出せば、足も出てラケットも出ることに気がついてそれをしていたら、「それだと戻れないでしょう。ダブルスはポジションキープが大事なんですよ。出来れば滑らさずに、踏ん張って、止まってとまった足で蹴って、元のポジションに戻ってください。」と連続攻撃を仕掛けてくる。
足の上にラケットを置く意識を持っていると、ラケットの引きすぎがなくなる。このおかげで振り遅れがなくなり、いい感じではある。この『外足で拾う』感覚は有効かもしれない。
後半の試合形式のときに、如空がバックボレーをミスした。後でそのことをコーチが指摘する。
「如空さんのバックボレーの時、後ろに下がっていますよ、気づいていますか。左足を前に出さず、後ろに引いて横向きを作っています。だから手打ちになって、足でボールを押せていないのですよ。」
へ、うそ、気づかなかった。左足を引いているって、後ろに下がって横向きを作っている?うそ、ちょっと意識して自分のバックハンドボレーを見て見ようをと思っていたら練習が終わってしまった。バックボレーの確認は次の練習に持ち越しだ。



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