第133房 「下がりながらロブを打ち返す。」(2009/08/30)
今日のダブルスの練習は浮いた球をボレーで叩く練習。
「打点が高いと正面を向いたままになりやすいですが、しっかりと横向きになってください。そして後ろ足で捕まえて前足を踏み込むと同時にボールを打つ感じで打ってみてください。ローボレーじゃないですから運ぶ必要はありませんよ。叩くんですよ。」
「ボレーでもストローク同様、左手がサボっているといいボレーが打てませんよ。フォアのときは左手をボールの方向に突き出して、そこに右手のグリップを突き刺しに行くのです。片手のバックハンドは左手を打つときに勢い良く後ろに引いてください。左手より左肘を引く感じで打ってみてください。そうすればラケットを振らずに体重移動と面の押し出してパンとはじけますから。」
コーチの言っていることは全て基本中の基本である。でもそれを繰り返しているのはそれがまだ身についていないからです。大事なことは繰り返す。反復練習あるのみ。ひたすらネットより高い球をボレーで叩く練習をする。
その後、ゲーム形式に入った。今日はサーバーもレシーバーもネットダッシュなし、ひたすら雁行陣で戦う練習をする。最近、雁行陣対平行陣に慣れてしまって、雁行陣対雁行陣をひたすらするのはとても新鮮な感じがした。コーチもゲームに入ってきたが、コーチは後ろから中ロブをひたすら上げ続けた。相手バックにその中ロブを集めて相手を崩す。このクラスの人たちはネットプレーが皆とても上手なのに、下がりながらのストロークが苦手なひとが多い。そこをコーチはついてくる。
「下がらされて、あるいは下がりながら、踏ん張りの利かないところで打っているのに、何でボールを高い打点からまっすぐに(地面に平行に)打つのですか。それではボールが短くなるでしょう。相手に詰められますよ。体勢が悪いときにボールを深く返すには上に打ち上げないといけません。中ロブを打ち返せるようになってください。フォアでは皆さん出来ていますけどバックではできていませんよ。バックハンドもしっかりと上に中ロブを打ち上げないと。弱点があればそこを徹底的に突かれますよ。」
仰るとおり、下がりながらでもロブを深く打ち返せなければすぐにやられる。それを試合で何度も経験した。なのに克服できていない。まだまだ厳しさが足らないのだ。練習練習。