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第128房 「スマッシュ集中講座 」(2007/12/12)

 

最近如空の取っているレッスンではスマッシュの練習が多い。スマッシュを含むネットプレーはどこかで集中的に練習したほうがよいと思う。そういう意味ではいい機会といえる。ここでスマッシュを安定させよう。
今日はコーチがマンツーマンでロブをたくさん上げてくれて、一人一人にいっぱいスマッシュを続けて打たせてくれた。
「如空さんはスマッシュの体制に入ってボールを待っているときに、ラケットがふらふら動きなんです。手首と腕が脱力しすぎだと思います。脱力したまま打ちにいくから面がふにゃふにゃするんですよ。」
とテニスを何年も続けながらスマッシュを安定させられない如空をみてダブルスのコーチは言う。
「ロブが上がってラケットを担ぎ上げたときに、ラケットを立ててみてください。ヘッドを上に向けて、面でボールを狙ってみてください。コンチネンタルグリップで肘を軽く曲げていれば、ラケットを立てて面をボールに向ければ自然と肩がボールに向かって平行になり、体は横向きになると思います。そこから直接、ボールを狙っている面でボールを叩きにいけば良いですよ。それが一番シンプルなスマッシュです。」
「サーブみたいに背中でラケットヘッドを回す必要はないですよ。スイングで叩くのでなく、面でボールを捕らえて、ボレーみたいにタッチでボールを跳ね返したほうが厚いあたりで打てますよ。それができるようになってから高いロブはスイングで打てるようになれば良いと思います。」
といわれても最初のうちは良くわからずに、上手く打てなかったが、続けて何度も何度も繰り返してロブをスマッシュしていると、徐々につかめてくる。ラケットを立てて待つ、面でボールを狙う、タッチでボールを抑える、つまり、以前発見したカマキリスマッシュそのものだ。この感覚を忘れていた。反復練習で思い出した。やっぱり同じ事を何度も何度も繰り返しすることが大事なのだ。練習とはそういうものなのだ。
スマッシュの集中講座はさらに続く。イージーなロブを何球も続けてスマッシュする練習のあと、今度は下がりながらのジャンピングスマッシュの練習である。
「ストロークでは足を小刻みに動かして、ボールにタイミングを合わせますが、ネットプレーは逆です。大股で動いて足でタイミングを取ります。下がりながらのジャンピングスマッシュもそうです。ボールの落下点に入るために小刻みに足を動かしていてはロブに追いつけませんよ。二歩か三歩ですよ、下がりながら追いつけるのは。それ以上だと落とさないと届きません。だから二歩でも三歩でもとにかく、大きく足をステップさせて、その足の勢いでスマッシュしてください。陸上の走り幅跳びや高飛びの助走のジャンプ直前の感じです。「トントン」と大股でジャンプのタイミングを計るんです。」
いやあ、学生時代は高飛びも幅跳びも自分では得意と思っていたんですけどね、上手くいかんわ。ボールの下に入ってから打つのではなく、最初の一歩からスイングのタイミング取りが始まっているような感覚だと思うのだが、上手く振れない。なにかもう一つこれだとうコツがいるな。何度も何度ももっと練習してそれを掴まなければ。
「ダブルスでのスマッシュを成功させるコツは、ショットそのもの大切なのですが、それ以上に予測が大事です。」
最後にダブルスのゲームをした後、コーチが言っていた。
「いいショットを打つでしょう、自分だろうがパートナーだろうが、そこで皆さん前に詰めてしまうのです。そしてロブが来て頭を抜かれてしまう。そんな場面がまだまだ多いです。いいショットの後はロブが来るんですよ。だから前に詰めるのでなく。後ろに下がってロブが来たらスマッシュを打つ心の準備をして待つんです。そこでパスがくれば、そこから前に踏み込んでボレーすればいいのですから。せっかく練習してスマッシュが打てるようになっても、ゲームで使えなければ意味がありません。ゲームで使うためには、予測が大事です。ロブがいつ来るのかを予測できることが大事なんです。」
確かに、すぐ前に突っ込んでしまうなあ、強打の後は。予測だ、予測、ロブを予測するのだ。試合で使うためにも。



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