テニスのお寺  電脳網庭球寺

 

山門

講堂

夢殿

僧房

経蔵

宝蔵

回廊

雑記

 

講堂

 

 

 

第121房 「グリップでなく手首を緩めて」(2007/09/27)


先週の体力を消耗し尽くしたシングル大会はそれなりに色々と収穫があった試合であった。特にサーブ。如空は長らく、「サーブの時に力を抜く」ことを「グリップを緩く握る」ことだと思っていた。もちろん、グリップを握る手に力入り過ぎてもいかんのだが、緩すぎてもいけない。如空はよく疲れてくるとサーブの面がヒットのときにぶれる。これは疲労でフォームが崩れているのだと思っていたのだが違った。グリップを緩く握ったままスイングしていたからだ。サーブのとき脱力するには「グリップを緩く握る」でのなく「グリップは強すぎず、緩すぎず、適度な力」で握った上で「手首の力」を抜いて緩々にしておくのだ。手首の力を抜くとヘッドを頭の上に担ぎ上げるには遠心力を利用してラケットを振り上げないと頭の上に上がってくれない。腕力で上げるとヘッドが下がったままで上に上がる。だから手首の力を抜くと、腕力に頼らないスイングをしないと上手く振れなくなる。これが脱力の元だった。そういえば昔コーチにサーブに回転がかかりにくいのは手首が固いからだといわれたことがある。そのときのコーチの言いたかったことがなんとなくわかったような気がする。というのは手首を脱力してヘッドを落として頭の後ろからグリップを上に抜くような感じで振り上げるとヘッドが最後に振りあがってナチュラルでスピンサーブもどきが打てるようになる。こんなことを試合中に発見したりしているから勝てないんだな。もっと勝つことに集中しないと。
今日のダブルスの練習はひたすら試合形式でゲームしながらコーチの陣形のウンチクを聞くパターンだったのだが、如空さんのサーブが好調で、力を抜いて軽く打っているのにサービスポイントがぽんぽん取れた。これがなぜ試合で再現されないのでしょうか神様。


戻る