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第119房 「陣形の基本とグランドスマッシュと」(2007/09/27)

 

「後衛はワイドに来たボールをクロスに、センターに来たボールを逆クロスに、対角線目掛けて深くに返球することが第一目標です。ストレートアタックもショートクロスもロブも、全て対角線への確実な返球があればこそ生きるのです。」
「それはネットに出て並行陣になっても同じです。相手後衛の対角線、クロスにいる人は壁になってワイドをクロスに、センターを逆クロスに、ボールが打たれた方向へ返球するのが第一目標です。それが出来てストレートサイドのボレーヤーが攻撃できるのです。」
生兵法は怪我の元というか、最近小知恵がついてロブやらストレートパスやらショートクロスやらを連発しては自滅する如空たちを皮肉ってか、今日は地味にダブルスの基本中の基本のおさらいである。
みんなストロークの逆クロスが苦手で甘くセンターに入ってポーチを喰らうことが多い。特に両手打ちバックハンドの逆クロスがそうだ。ところがなぜかこの河内房如空はフォアも逆クロスが得意で結構自慢ではある。おかげで試合では逆クロスを打ちすぎてクロスのボールがおかしくなることがしばしばある。
その一方でボレーは逆クロスが苦手じゃ。特にバック、かつて別のコーチが「ネットプレーで初心者と上級者を分かつのはスマッシュの安定感とバックハンドボレーが逆クロスに打てるかどうかの二点にある」と言っていたが、未だにその二点は如空のネットプレーの課題として克服できずにいる。今日もコーチはバックが逆クロスに返らないことを知って、如空には徹底してボールをバックに集めてくる。ネットより低いローボレーはネットにかかるし、ネットより高いところで打てるボールも厚く当たらない。クロスにはローボレーでも返せるし、打点が高ければ叩けるのにな。うむ、もっと研究が必要だ。
ついでにもう一つの課題のスマッシュ。ダブルスに限らずシングルスでもこれがバシッと決まらずチャンスをピンチに変えることもしばしば。いい加減何とかしなくてはね。今日、最後のゲーム形式で偶然だが高いロブを落としてグランドスマッシュしたら思ったコースに思った勢いで打てた。調子に乗ってその後、二回高いロブを落としてグランドスマッシュしたら見事に決まった。これバウンドさせた後、サーブの打点程度にボールが上がってくれるととても打ちやすくなってよい。だけど実際の試合では程よくバウンドしてはくれず、自分の打点より低いか、勢い良く弾んで後ろに下げられて失敗することが多い。今日のように3連続グランドスマッシュが決まるのはまぐれだろうな。やっぱり試合でダイレクトに打つために練習でもダイレクトに打たなくては。グランスマッシュは高くて短いロブに限定だ。


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