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第114房 「同じコースを二度通す」(2007/08/23)

「並行陣に向かって突き球を打つベースライン上の雁行陣後衛の狙いはセンターセオリーです。けど、センターとは並行陣の二人の中間点ではないですよ。狙いを定めず、ただ漠然とセンターに打てば良いというわけではないのですよ。」
とコーチは言う。ダブルスの練習で並行陣対雁行陣の練習をしているときの一コマである。
「中途半端に中間点に打つと、予想だにしないコースに返球されて、雁行陣側が危険になる場面が発生しやすくなります。ディースサイドのバックボレーを打たせるのか、アドサイドのフォアボレーを打たせるのかをハッキリと意識して打ってください。そしてセンターを突いた後、ショートクロスやストレートパスを打って、相手を動かした後にもう一度同じコースを打つのです。すると相手の相棒はさっき相棒が取ってくれたコースなので、自分ではカバーすることを忘れがちです。つまり抜けるんです。」
そんな簡単にいくかいな・・・・とつぶやきながらも黙々と突き球を打つ。相手のどちらに触らせるかを意識するとピンポイントでボールをコントロールしなくてはならない。これはこれで難しいな、特にストレートパスやショートクロスの後、もう一度同じコースを通すというのは今の如空の技術ではまだまだ至難の業だ。もっと練習しなくては。


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