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第107房 「ただひたすらにネット」(2007/08/23)

 

ネットに出なければポイントが取れない。ダブルスもシングルスも。ならば、ボレーが苦手だからといってベースラインにいつまでもへばりついているわけにも行かない。ネットに出るのだ。ただひたすら、ボレーを打ち続けるのだ。いやというほどボレーを打ち続けて、ネットでいやというほどパスやロブを抜かれて、初めて手に入るものがネットプレーでの自信なのだろうから。

というわけで、この夏のテニスはネットプレー強化月間である。特に9月にあるダブルスの大会を目標にひたすらネットプレーの練習をするのだ。継続は力なり。上手くなる方法はただ一つ、上手くなるまで続けることである。さすがに三日続けて練習すると色々見えてくるものがあるわ。ローボレーのとき腰が折れるのは、単に足が動いていないだけでなく、腹筋ばかり鍛えて背筋を鍛えていないところにも理由があるようだとこの数日思う。足も大事だが、腰の上の背中の筋肉を意識して体を反らせるくらいのつもりで姿勢を正しているといいボレーが打てる。なぜなら上半身が動かないからいやでも下半身でラケットを押し出すしかボレーを打つ手段がなくなるからだ。ここで上半身でボールを迎えに行くと腰が折れて足が動かなくなる。ただこれはこれで肉体的にきつい。足がきついだけでなく、背中もきつい。背筋をまっすぐ伸ばしておくことなど簡単と思うかもしれないが、常にこの体制でネットにいると背中が疲れてくるのだ。そして腰が折れてローボレーが持ち上がらなくなる。足腰と腹筋だけでなく背筋も鍛えないとね。
後昨日の回りこみのフットワークを実践してわかったのだが、軸足をまずボールのコースに入れる事はネットプレーの安定にすごく貢献する。ボールが遠ければすぐに踏み込めるし、ボールが近ければ、逆に体をボールのコースからはずして上手くさばける。遠くても近くても体を上手にさばくにはボールのコースに軸足を入れることだ。これに集中していれば振り遅れることもない。いいことに気がついた。

今日のダブルスのレッスンのテーマはハイボレー。目線より高いボールをひたすら打つべし、打つべし。
「並行陣になれば安易にロブがあがったからといって後ろに下がってはいけません。陣形が崩れて相手のチャンスになります。ポジションをキープするためにもラケットの届く範囲のボールはダイレクトで返球して並行陣のポジションをキープしましょう。」
「ボールが一番高いところを通って落ちてきますよね。そのコースにラケットを上向きにして準備してボールをまってしまうとぽわーんとしたボールしか返せません。しかも距離のコントロールが難しくてオーバーしやすいです。ボールの落ちていくるコースにラケット面でなくグリップをセットしてください。そして面をやや上向きにしながら面を前に押し出してください。腕は肩を支点にして円運動しますから、腕を高いところから前に出すと自然とグリップは前にだけでなく下に動きます。結果ラケット面が程よくスライス面となってボールのコースに入ってきてヒットされると、アンダースピンのかかったボールが高い打点から下に向かって直線的に飛んでいきます。慣れてくれば力を入れなくてもボールが叩けるようになります。」
実際にやってみるとみんなボールをぽわんぽわんふかすふかす。まっすぐ飛んでくれない。でも如空さんはこのショットは結構好きでぽんぽん打つ。ちょっと得意げである。

ただ、これがゲームになるといけない。ローボレーやハーフボレーの低い球、遠い球に備えて体を沈めているところにこのボールがくると準備が不十分でよくミスする。練習のようにはじめから中ロブが来る、ハイボレーで打つと決めていればちゃんと打てるのだが、ゲームではそうも行かない。またフォアのハイボレーはスマッシュとの選択でよく迷うので、それも準備を遅らせる一因である。つまりはネットでプレーする経験が圧倒的に少ないので判断に迷いが生じてミスにつながっているのだ。ならば経験値を上げるべくひたすらネットプレーに精進するのみ。それがこの夏の課題だ。

「ダブルスではネットにいるものとベースラインにいるものとでは、ネットにいるものの方が安全なのですよ。ベースラインにいるほうがリスクは高いです。」
とコーチは言う。
「別の言い方をすると、ネットにいるものがポイントを取るには普通にボレー・スマッシュを打つだけでいいのです。でもベースラインにいるほうはネットぎりぎりに通すパス、ネット際に落ちるショートクロス、相手の頭を抜くロブと、リスクの高いショットを打たない限り相手は崩せない、ポイントが取れないのです。だから、何が何でも前に出てネットを取るという姿勢が大事なのです。」
「でも、皆さんのプレーを見ているとネットを取って並行陣になったほうが不安そうです。雁行陣やツーバックの方が安心してプレーできています。それはネットプレーに対する自信のなさがそうさせているのです。ストロークばかり打っていないでどんどんネットに出てネットプレーの練習をしてください。自分からネットに出なければネットプレーをする機会がなくなり、いつまでたってもネットプレーが上達しませんよ。」
というわけでひたすらネットダッシュ、サーブ&ボレー、リターン&ネット、ストロークからのチップ&チャージ、とにかくネットに出て並行陣に持ち込む練習をする。
アプローチショットは最近得意になってきたが、サービスダッシュがねえ・・・・コーチから細かい指摘が飛ぶ。
「サーブにタメがないですよ。ネットダッシュに気がいっていてサーブのフォームがおろそかになっていますよ。しっかりと打ってからネットです。もっと体をひねってタメを作ってから打ってみてください。」
「サーブはヒットのときに遠心力で腕が伸びるように打つ!」
「相手のリターンを良く見極めてファーストボーレーをしてください。闇雲にネットに突進してもミスするだけです。」
「ラケット引きすぎです。ラケットをボールのコースにセットして、体の方をコースからはずして前に踏み込むのです。」
「遠い球をとるとき、ひざが伸びきっていますよ、だから下半身が止まって、腰が折れるのです。踏み出す足でなくて、逆の足に力を入れて蹴ってください。すると踏み込む足の力が抜けてひざが曲がります。曲がったひざが前に出ます。体を起こしたままラケットが伸びていってくれます。」
ダメだしを散々喰らってばて気味である。ネットダッシュも続けると疲れる。

ネットでベースラインからの突き球をひたすらボレーで返球する練習をした。みんな好き放題ハードヒットして沈めてくるからボレー側は大変である。ひたすら壁となって深くに打ち返すのみ。フォアボレーはどうしても引きすぎの癖が時々出る。ラケットは引かずに肩を入れる動作を続けている分には安定するのが、少しでも引くとダメだ。がちゃっとボールが飛ばなくなる。バックボレーは今までクロス方向にしか飛ばせなかったが最近逆クロスに飛ばせるようになった。グリップを先行させてボールの内側をとらえると逆クロスに飛んでくれる。侍が腰に差した刀を抜くような形だな。スライス回転をあまりかけようとせず、フラット気味に打つほうが上手くいく。

「如空さんのボレーのグリップはハンマーグリップでありすぎるのですよ。だから肩を入れてボールをひきつけないとストレートや逆クロスに打てないのです。でもそれだと視野が狭くなるでしょう。次への動きも悪くなるますし。人差し指と中指の間を空けてピストル型グリップにすれば、手首を返して面を操作できますから打点を前にしたまま逆クロス、ストレート、クロスに打てるようになります。打点を前に捕らえると顔も正面を向きますから視野が広がります、オープンスタンスで打てるので次への動きもスムーズに動けます。だから少しピストル型グリップに近づけたほうが良いと思いますよ。」
ピストル型グリップだとタッチが難しくてガチャボレーが多くなるのですよ、コーチ・・・確かに細かい面操作やタッチの感覚はピストル型グリップのほうが優れていると思うのだが、それを使いこなすにはセンスと練習量が必要だ。確かにコーチの言うとおり、ネットプレーの練習が不足しているのでそうなってしまうのだろう。もっとネットに出なければ。ダブルスだけでなくシングルスのためにも。



 

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