第099房 「ボレーの連続攻撃」(2007/08/23)
今日のダブルスレッスンのテーマは「ボレーの連続攻撃」である。
「決めのボレーを打つとき、ネットより高く打てる球はためらわず強打してください。でもダブルスでは決めのボレーが何度も返球されてしまいます。返ってきたボールは繰り返し何度でも叩くのです。だから打ったらすぐに構えるのです。フォロースルーを長めに取ったスライスボレーではすぐに構えられません。だからグリップのタッチでボールを叩いて、すぐに次に備えて構えます。ボレーが決まらず返球されてきたらそれをすかさず叩きます。決まるまで何度もでも叩くのです。」
「意識していさえすれば連続強打は比較的簡単にできるものですよ。問題は決めのボレーが決まらずに返球されただけでなく、打点がネットより低いところで打たされてしまう時です。強打の後はついついまた強打してしまいたくなるものです。同じ事を繰り返すほうが楽だしミスも少ないですからね。でもネットより低い打点で強打するとネットかラインオーバーが待っています。柔らかいタッチでショートアングルに打つのがセオリーです。この1プレーだけなら皆さんも出来ます。でも強打の直後、すぐに柔らかいタッチのショートアングルが打てますか。これができるかどうかが試合で勝負を左右するポイントになるのです。」
というわけで、6球1セットでネットより上で叩くボレーとネットより下でショートアングルを交互に繰り返す練習をする。コーチの言うとおり強打の後の柔らかいタッチが打てない。強打する時って体ががちがちに固まっているのだね。すぐに柔らかくならない、体を柔らかく使って強打して、すぐに体を柔らかく保ったまま、柔らかいタッチのボレーを打てるようにならなくてはならないのだが、現実はほど遠い。
次にゲーム形式でアプローチしてファーストボレーを深く返す。次のセカンドボレーを必ず決めに行くという練習をする。ネットより高ければ叩く、ネットより低ければショートアングルを打つ。練習でこれを繰り返すが、まあ、柔らかいタッチが打てないこと。ネットプレーのうまい人とそうでない者の差はこういうところにあるのだね。練習しよう。