第086房 「フォアのクロスが打てない」(2006/05/13)
フォアのクロスが打てない、フォアのクロスが深く行かない、角度がつかずにセンターに行ってしまう・・・・・・
今日のシングルスの大会も予選三連敗で終った。何ヶ月シングルスで勝っていないことか。
面白いことに、いや面白くないことに、サーブ、リターン、バックハンドストロークと今まで試合途中で調子がおかしくなって自滅することになっていたショットが今はとても安定している。
サーブは手首を柔らかく使うことを意識し始めてから安定するようになった。今までは入らなくなるとだんだん腕に力が入り始めて肩が回らなくなるわ、ラケットは前に出なくなるわでドンドン悪循環していったんだな。手首を柔らかく使って、ラケットヘッドの重みを利用して遠心力でスイングした方が、緊張して体に力が入る時もこれならボールが前に飛んでくれる。ネットを越えてくれる。如空のサーブはネットすることはほとんどない。フォールとは九割方オーバーだ。如空は今まで回転をより多くかけることでオーバーの矯正をしようとしていた。だが調子の悪いときは回転を多くかけてもやはりオーバーしてしまうことの方が多かった。今はトスをオーバーしたときより前に上げるようにしている。それで打つほうがよっぽどサーブは入ってくれる。
リターンは股割を日々している効果が出ているのだろうか、下半身に粘りが出てきて左右に一歩踏み出した後体重のかかった外足で踏ん張って遠いボールを厚く打ち返せるようになった。如空が試合で最も多いウィナーがリターンエースだ。
両手うちバックハンドは少しグリップを変えた。左手は厚めのハンマーグリップ。右手はフォアボレーを打つときのコンチネンタルグリップ。それでグリップエンドを左腰につけて構える。そこからインアウトの軌跡を意識して振り出す。打点を今までより前に取る。高くバウンドどするボールは上手く返せないが胸の高さまでは何とかクロスに続けて返せている。
ここ数年では如空としてはかなり高いレベルでの安定である。でも技術的に安定していても試合には勝てない。
問題はフォアだよな・・・・逆クロスがとても調子が良いのに、肝心の順クロスが厚く当たらない、ボールが勢いなく短くなるか、角度がつかずにセンターに行ってしまう・バックハンドクロスとフォアの逆クロスでのラリーは上手くいくのだが相手をバックに振っておいてから逆サイドにフォアのクロスを打つ肝心のショットが駄目だ。逆クロスを打ちすぎるとクロスが打てなくなるのは以前からの如空の症状なのだが、このところ悪化している。ダブルスでも殆どバックサイドに入っていて、フォアサイドに入っていないことも原因だろう。対策を考えないと。
予選は二試合とも1-6だった。一人目は穴がないというか上手かった。二人目はサーブが強力だった。如空がどんなに調子が良くても勝てない相手ではあろう。それでもどちらの試合もとりあえずのラリーまでは持っていけるのだ。でもね・・・・フォアのクロスを打ったところから相手に攻められている。短いボールの処理も相変わらずお粗末だった。後、今日はセンターへの戻りが遅かった。コンソレも1-4で落とすがこれはワイドに打たれたサーブを返球した後、オープンコートに入れられて失点することが多かった。相手の得意パターンなのだろうが、それでもあっさりやられすぎたよな。
フォアのクロスをコーナー深くに入れる。短いボールを上手く処理する。センターへの戻りを早くする。どれもシングルスの基本だな。基本がまだまだ出来ていないのだ。ポイントの前半はようやく安定し始めているが、ポイントの中ごろからフィニッシュワークにかけて、まだまだ練習が足らないのだ。
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