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第084房 「セカンドサーブを入れる場所」(2006/05/13)



この日の練習はひたすら試合形式でゲームをした。リターンではアド・コートに入った。相手はセカンドサーブでゆるいスピンサーブをバックに入れてくる。踏み込んで高い打点でリターンを叩いてレシーブ・エースを量産した。シングルスと違ってダブルスはアレーがある、角度のついたハードヒットも高い確率で入ってくれる。エースをいっぱいとって気分のよい如空とは裏腹に、やられたサーバーの方は気分が悪い。練習中ずっと「ぶすっ」としていた。見かねてコーチがそのサーバーを手招きしてアドバイスしていた。
「セカンドサーブをバックに入れているようだけど、アド・コートからだとワイドに入るでしょう。するとさっきみたいに叩かれるのですよ。特に相手のバックハンドが両手打ちの場合は。セカンドはボールをセンターに入れたほうがよいですよ。アド・コートだと相手のフォアに打つことになりますが、角度がつかないので叩かれてもまだ対応しやすいです。それに味方の前衛もポーチに出やすくなりますからね。」

まあ、確かにコーチの言うとおりなのだが・・・・
とりあえず入れるだけのサーブならボディからセンターの間に入れたほうがよい。バックサイドに高くキックするスピンサーブを打てるならよいが、打ち頃の高さに中途半端に弾む入れるだけのスピンサーブなら角度をつけさせないためにセンターに入れたほうがよいのだろう。だがフォアの逆クロスがうまい人なら、アド・コートからでもハードヒットを狙える位置ではある。入れるだけのサーブを叩かれる、それを防ぐにはボールがネットの高さより弾まないサーブを打つのがよい。具体的に言えばスライスサーブだ。ただ、スライスサーブだとスピンサーブよりネットにかかりやすいので絶対に入れなければならないセカンドサーブには初中級レベルではなりにくい。ネットする確率がスピンサーブ並に低いスライスサーブがセカンドで打てれば一番よいのだが、それはそれで難しいショットになるのだろう。だが、スピンサーブでも如空たちのレベルではかすれて飛距離が出ず、高いところを通っているのにネットを越えずにネットにかかってしまう場合も多い。ネットする確率が同じならば、セカンドにはスライス・サーブで相手バックに入れたほうがよいのかも知れないと思う今日このごろである。


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