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第082房 「ドロップショットからの展開 その2」(2006/05/13)


今日のダブルスの練習は先週に引き続きドロップショットからの展開。
「コートの中では相手の嫌がることをしなくてはいけません。性格のいい人はコートの外では皆から愛されますが、コートの中では相当実力差がないと素直な方が負けてしまいます。」
そうか、我々はみんな性格が良いから試合に勝てないのか。そうか、そうか、俺たちは素直だからなあ、テニスが弱いのも仕方ないよな・・・というお約束の反応が一通り終ったところを見計らって、コーチは言葉を続ける。
「アプローチショットは深く、低く、鋭くが基本です。しかし、同じショットを打っていると相手もタイミングを合してきます。そこにドロップショットを使うのです。ショットに慣れてきたところにドロップショットが来るといやなものです。特にネットプレーが苦手で前に積極的に出てきたくない人は嫌がるショットです。せっかく拾ってもそれが浮いてポーチされるとますますいやなものです。でも、それでもドロップショットを使いすぎると、それも慣れてきます。『今度こそ拾ってやる』とやる気満々でネットにダッシュしてショートクロスに切り返されてウィナーを取られると今度は打ったほうがへこみます。ゲームの流れがそれで変ってしまうかもしれません。そうなる前にもう一つ『嫌がらせ』を入れると効果的です。」
もう一つの嫌がらせとは如何に。
「ドロップショットを何度か使うと『そろそろ追いつかれて切り返されるな』と感じるときがあると思います。そんなときにフェイントを入れるのです。ドロップショットを打つぞ、と見せかけてスライスショットを深くに打つのです。ドロップショットを打たれて、頭に血が上っていて、ドロップショットが来たら今度こそ拾ってやると意気込んでいる相手にはとても効果的です。」
「コツは打つ前のタメです。ドロップショットを打つぞという姿勢を相手に見せることです。ドロップショットと同じグリップ、同じ打点、同じフォームで構えます。そして出来るだけボールをひきつけます。出来ればボールをひきつけてタメを作っている間に相手がネットダッシュのスタートを切ってくれると理想的なのですが、そうでなくても、ドロップショットを予測して意識が前に行っている相手に足元深く打つと取れないものですよ。取られてもチャンスボールが来ると予想してネットにアプローチしてしまうことです。ただ反応のいい人はロブで逃げてきますから、そのロブケアを忘れないように。」

という訳で善人である如空たちは悪人になるべくドロップショットアプローチとドロップショットと見せかけた深いスライスアプローチを練習する。いいドロップショットを打てたときは同じフォームからの深いスライスが上手くいかない。深いスライスを上手く打てたときはドロップショットが上手くいかない。同じスイングでボールの距離を調整するって難しいね。スライスは深い球もドロップショットもバックハンドの方が上手い人が多いのだが、如空の場合、フォアの方がどちらかというとコントロールできる。バックの場合、深いスライスは左右どちらかにコースがずれるし、ドロップショットの場合はボールが浮きすぎて相手に簡単に追いつかれてしまう。コーチに言わせると如空のバックは面をこねすぎらしい。
「ボレーの時もそうなのですが、如空さんのバックは面が変りすぎです。フォアのスライスはボレーもストロークも面の角度が一定で前に押し出せているのですよ。でものバックの方は面が打点によってばらばらでぶれやすく、さらに前に押せていないことが多いように思えます。打つ前、打つ瞬間、打ち終わった直後、この三つの瞬間にそれぞれ同じ面の向きを保つように意識することが大事です。スライス回転をかけようとして面を動かしすぎじゃないですか。回転をかけるより前にボールを数個分押し出すことが大事ですよ。」
如空はストロークのスピン・フラットが両手打ちなもので利き腕のバックハンド面でボールを押すという行為がどうも苦手だ。テニスを始めた頃、ストロークも片手うちだったのだが、どうしてもリターンをバックハンドで返すことが出来なくて、結局両手打ちに変えた。ボールを当てて押す、ということが片手のバック面ではどうしても出来なかった。今でも時々片手うちでバックハンドを打ってみるときがあるが、それはボールをひっぱたいて飛ばしているのであって、当てて、乗せて、押して、運ぶということが片手のバックハンド面では出来ない。打点の問題なのか、グリップの問題なのか、あるいは肩の使い方なのか、これはこれで研究が必要だ。


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