第060房 「チェンジオブコース」(2006/05/13)
今日のダブルスの練習はチェンジオブコース。ボレーもストロークもコースをひたすら変えて打つ。
「試合中コースを変える場面と言うのは、同じコースでラリーを続ける本数に比べれば圧倒的に少ないです。しかし、ミスはコースを変える時に起こっています。クロスでひたすらラリーをしていて、チャンスが来てストレートに打ったらミス、ストレートにひたすらラリーが続いていて、クロスに切返してみたらミス。これでは勝てませんよ。戦術も組み立てもあったものじゃない。」
「同じ動作を繰り返してしていて、いきなり違う動作をすると上手くいかないのは当然です。コースを変えるということが同じコースを何度も続けている時と同じくらい通常の動作になるようになっていなければなりません。試合中数回しか起こらないチェンジオブコースですが、そこでミスをしないためには同じコースでラリーを続けるのと同じだけ練習して体にチェンジオブコースを身につけさせなければなりません。スマッシュと同じです。ミスをなくすためにはひたすら反復練習です。」
と言うわけでひたすらコースを変える反復練習をする。
ストレートに来たボールをクロスに打ち返すことは、ボレーでもストロークでもそれほど難しいことではない。打点を前にすればよいだけだ。問題はクロスに入ってきたボールをストレートに切返す場面だ。ストレートに打つためにひきつけようとすると振り遅れるし、前で捕らえると薄い当たりでサイドスピンがかかる、コースがダウンザラインより外にそれる。ボレーはガチャボレーが頻発する。確かにミスが多発しているな。だいたいストレートはクロスよりネットは高いのにベースラインまでの距離は短い。ただでさえクロスより危険なコースなのにそこにチェンジオブコースで技術的な困難が伴うとそりゃミスするわな。
「ストレートに打ち返すときは逆クロスに打つくらいのつもりでコースの内側に構えてボールの内側を打ってください。クロスに来たボールのコースに軸足を乗せてボールの後ろ打ってもストレートには飛びませんよ。」
とコーチのアドバイスが飛ぶが、なかなかクロス打ちの後のストレート打ちは上手く行かない。身につくまでひたすら練習あるのみ。
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