テニスのお寺  電脳網庭球寺

 

山門

講堂

夢殿

僧房

経蔵

宝蔵

回廊

雑記

 

講堂

 

 

 

第044房 「センターに集める」(2006/01/14)

 

夕立過ぎた後のオムニコートはやけに静かだ。その代わりに蚊が多い。この蚊、何とかならんかとぶつぶつ言いながらダブルスの練習に参加した。今日の面子は皆うまい。技術では如空が一番下手だ。前半はボレーストロークの練習が主体だったが、ネットにうまく沈めたつき球を見事なローボレーで返球するし、ネットより高いところでボレーさせると決めに来る。みんなうまい、そして強い。練習なのに試合並みのプレッシャーである。如空も気合が入る。今日はバックハンドの方がいいショットを打てた。相変わらずの女の子打ちでごまかしているが、最近力の抜き方を覚えてきたのでスイングが前に出るようになり、ストレート・逆クロスが以前よりも大分打ちやすくなった。逆にフォアは軌道が上に上がらない。スピンの掛りが悪い。ネットすれすれにフラットなボールが行ってしまう。ネットプレヤー相手ならまだ良いが、対ベーラインの時、ボールが浅くなる。修正の糸口をつかめぬまま練習は後半のネット対ネットの並行陣に移っていく。

「センターです。ひたすらセンターを突くのです。ペアの間にボールを集めてください。相手がセンターに来たボールを返球しようと足を数歩動かして移動したときに、その移動した後の空間に角度をつけてボールを入れるんです。相手をセンターに寄せないままワイドに角度をつけて打つと切り替えされてやられるのです。」
なんか、今日は並行陣のレッスンも高度だぞ。センターにまた厳しいボールが集められる。センターを守るためにちょっとでも体制を崩せば崩された側のワイドにボールが抜けていく。レベルの高いダブルスだ。うまい人とたちと練習するとやっぱり楽しいし勉強になる。ボレー合戦をたっぷりして金曜日の夜は更けていった。

 

戻る