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第033房 「サーブの後の第一歩」(2005/10/20)

 

今日のシングルスの練習はサーブからの展開。サーバーはワイドにサーブを入れる。レシーバーはストレートにリターン。それをサーバーはクロスに角度をつけて返球。そこから自由展開である。胃液吐くまでコートの中をボールと鬼ごっこする。みんながへたばったところでパターン変更。今度はワイドに入ったサーブをレシーバーはさらに角度をつけてアングルにクロスへ返球。サーバーはそれをストレートに切り返してそこから自由展開である。「コートの外に相手を追い出せ!」と何度もコーチの叱責が飛ぶ。

意識して、リターンのコースを厳しいところに返球するとよくわかる。サーブを打った後、サーバーが如何に次への準備ができていないかが。本来、この練習はサーバー側の速攻の練習で、サーバー側が有利なのだ。しかし、如空たちのレベルではこの練習をすると、サーバーの方が苦しい。サーブを打ち終わった後、構えてから最初の一歩を踏み出すのが遅いのだ。ストロークのラリーをしているときのように足が動いていない。
リターンは狙えれば厳しいコースを狙うのが良い。だが、試合の時、どれほどそのことを意識しているだろうか。とりあえず返球できればいいや程度に思ってシングルスをしてしまいがちになる。特にファーストサーブは威力があるので返球することを最優先してしまい、サーブが来た方向に素直に打ち返してサーバーに楽をさせている。トンでもないビックサーブが来たときは仕方ないが、ある程度返球できる自信のあるときはコース積極的に変えて、相手コートのコーナーに緩くてもいいから返球することだ。そうすればサーバーは打ち終わった後、すぐに動かなくてはならない。極力相手を動かせ。これはサーブだけでなく、リターンでもシングルスの原則なのだ。このあたりがダブルスと違うところだとコーチは力説している。
このことは逆に言えば、ファーストサーブで威力のあるサーブを打つ意味は、エースを取ることでなく、コースを変えさせずに自分のいる所にリターンさせるという意味もあるのだと思う。サーブを打ち終わった後、その場所に立っていれば、程よく勢いのあるリターンがそこに帰ってくる、それを予測して待って、二球目で決める。サーブで相手の体制が崩れたり、コートの外に追い出せていればなお可、というところだろうか。




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