×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

 

テニスのお寺  電脳網庭球寺

 

山門

講堂

夢殿

僧房

経蔵

宝蔵

回廊

 

講堂

 

 

 

第020房 「並行陣になる目的」(2005/05/07)


この週末は久しぶりに仕事がない。存分にテニスを楽しもう。と嬉々としてコートに向かい、ダブルスの練習に参加する。今日はワイドに振られたときにオープンスタンスで返球する練習。両手打ちバックの如空としてはバックサイドでワイドに降られたときはクローズドスタンスで入って返球するので、オープンでの練習はとても新鮮だ。どちらがいいかは人それぞれだが、引き出しは多いほうがよい。

今日はリターンの調子がよい。ゲーム形式の練習ではリターンサイドでは全てブレイク成功、如空サイドのリターンのときは全てポイントが取れた。しかし、気分は晴れない。自分がサーブをするサービスゲームでは逆に全てブレイクされ、一度もキープできなかった。全てサーブ&ボレーでネットに出た。ファーストボレーはほとんど成功した。サーブのスピードを落として、とにかく十分な位置まで前進できるようにしたからだ。しかし、続かない。ポイントが取れない。なぜだ。

ダブルスのコーチは如空に問う。サービスダッシュして並行陣にするのは何のためだと。ボレー対ストロークだとボレーが有利だからと回答すると違うといわれる。ロブを上げさせてスマッシュを打つためだとコーチは言う。そのために一歩毎に前に詰めろと言う。
コーチの言う2トップ並行陣の作戦目標はこうだ。サービス&ボレー、チップ&チャージ、とにかくサーブでもリターンでもネットに出てファーストボレーを成功させ、サービスラインまでたどり着けたら、そこからボレーを一球打つごとに前に一歩詰める。一歩、また一歩、ネットに近づく。ネットにへそが付くまで近づけたらローボレーはない。ネットより低いところでボレーさせるためにはボレーヤーとネットのとの間にボールを落とさなければならない。だからネットとボレーの間に空間がなくなればボレーヤーはネットより高いところだけでボレーが打てる。ネット際でネットより高いところから打つボレーは決めのボレーだ。それを打てば勝負は決まる。相手はそれを嫌がり、ローボレーの度に前に出てきた相手に対してはロブで頭の上を抜こうとする。そのロブを待つのだ。ネットに徐々に近づき、相手が我慢できなくなり、ロブを上げたところを「待ってました」と下がりながらのジャンピングスマッシュで決める。つまり
1:ポイントを取るためにスマッシュを打つ。
2:スマッシュを打つためにロブを上げさせる。
3:ロブを上げさせるためにネットに詰める。
4:ネットに詰めるためにボレーを打つ度に一歩ネットに近づく。
5:この一連の過程の中でスマッシュを打つ前にネットより高いところで打てるときはボレーで決めてしまう。
というのが2トップ並行陣の戦略らしい。

如空の場合、ファーストボレーに成功しても、ネットから遠いその位置で止まったままローボレーをひたすら打ち続けているから、全然攻撃していることになっていないのだという。一歩づつ前に出ろ、ストレートにいる味方ペアを最終的には追い越してしまってもいい。2対2で戦うな、出来る限りボレーヤー2対ストローク1で戦え。そしてロブをもらってそれを叩けと。

ならばコーチ、下がりながらのジャンピングスマッシュが打てなければ並行陣に出る意味はないのですか、と問うと、「そうだ」と冷たい一言。「カマキリスマッシュ」などというまがい物のスマッシュでごまかしている如空には厳しい一言だ。コーチ曰く、ボレーが得意でもスマッシュが苦手なら2トップにならずに雁行陣のまま、前衛にポーチさせたほうがよいと自説を論じられていた。

しかし、ロブが上がるの待ちながらローボレーを打ち返し続けるというのは難しい。ローボレーを打たされるときって、ラケットも視線も肩も肘も腰も足も「下に下に」意識がいっている。そこでいきなりロブが上に上がれば顔だけが上に向いて体は沈んだままということがよくある。ロブを仰ぎ見てしまうと、もういけない。肘もラケットも上に上がらず、体を横向きにも出来ずに、後ろずさりながらのみっともないハエたたきスイングをして、ミスしてしまう。ローボレーとスマッシュ、この二つをネットで交互に打てるような準備って練習で身に付くのだろうか。悩みは尽きない。

 

戻る