第005房 ラケット近況2004年後半 (2005/01/02)
さて、宝蔵の第001房で如空のラケット遍歴を紹介しているが、その最後はバボラのピュアドライブからダンロップの300Gに乗り換えたところで終わっている。
300Gはその後2年ほど使ったが、実は現在、2ヶ月前くらいからピュアドラにメインのラケットを戻している。元ラケと復縁したのだ。試合に勝つためには打球感よりコントロールを重視した結果だ。ラケットをチューニングして重くしたので、結構ボールが乗るようになった。ただピュアドラは300Gに比べてボールが飛ぶので、300Gでは45ポンドで張っていたストリング(ルキシロン・アルパワー)をピュアドラでは55ポンドで張っている。コーチには「硬く張りすぎだ」といわれるが、ピュアドラではこれくらいがちょうどよい。ストリングのテンションは本人のテニススタイルとパワーだけで決まるのではなく、ラケットとの相性もかかわってくる。
そのコーチ、如空のチューニングされたピュアドラを使ってみて「ピュアドラの元のバランスポイントより、トップライトにしているだろう。だからスイートスポットが根元によっているのだ。もう少し頭を重くしたほうがいいぞ。」という。
鉛を使ってラケットの重量を調整するときバランスポイントが根元に移ると、あわせてスイートスポットが根元に移るらしい。逆にバランスポイントが頭によるとスイートスポットも頭による。そのメカニズムはよくわからないが、ショップのスタッフも同じ事を言っていたので本当なのだろう。操作性だけを考えてトップライトかトップヘビーにするかを考えていたが、スイートスポットの移動までは考えていなかった。ストロークは今十分に打てているので、不満のあるボレーを重視して、ネット上コンチネンタルグリップで取り回ししやすいよう、トップヘビーのチューニングをしたのだが、確かにスイートスポットが根っこに移動しているかも知れない。少し頭を重くしてみよう。
戻る